こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。
玄関ドアは毎日何度も触れる場所であり、家の第一印象を決める「家の顔」でもあります。ところが積水ハウスで家づくりを進めていくと、「玄関ドアってどんな種類があるの?」「標準で選べるモデルはどれ?」「電子錠にすべき?」といった疑問が次々に出てきますよね。
私のもとにも、「営業さんにすすめられるままに決めてしまって大丈夫かな」「カタログを見ても種類が多すぎて迷っています」という相談がよく寄せられます。確かに、積水ハウスの玄関ドアはYKK APとLIXILの2大メーカーから選べて、さらにデザイン・断熱・電子錠のグレードも細かく分かれているので、整理せずに決めるともったいない選び方になりがちです。
この記事では、積水ハウスで選べる玄関ドアの種類を宅建士の視点で整理しつつ、後悔しない選び方のポイントをまとめました。読み終わるころには、展示場で何を見るべきかがクリアになっているはずですよ。
このページで分かること
- 積水ハウスの玄関ドアで選べるメーカーとシリーズの全体像
- 片開き・親子・引き戸など開き方のタイプと向き不向き
- 断熱性能・電子錠の種類と追加費用の目安
- 展示場で確認すべきチェックポイント
積水ハウス玄関ドアの種類と特徴
まずは積水ハウスで選べる玄関ドアの全体像を押さえていきましょう。メーカー・開き方・シリーズ・断熱・電子錠という5つの切り口で整理すると、カタログがぐっと読みやすくなりますよ。
選べるメーカーはYKKとLIXIL

積水ハウスの玄関ドアは、大きく分けてYKK APとLIXILの2メーカーから選ぶのが一般的です。鉄骨住宅(イズ・シリーズやビエナ)も木造住宅(シャーウッド)も、基本的にはこの2社のどちらかを選ぶ構図になっています。
YKK APは窓・サッシで長年実績のあるメーカーで、断熱性能と気密性に強みがあります。代表モデルの「ヴェナート」「イノベスト」「スマートドア(ヴェナートD30・イノベストD50など)」は、寒冷地や日射の厳しい地域でも選ばれやすい定番です。
一方のLIXILは、デザインバリエーションの豊富さが魅力で、「ジエスタ2」「グランデル2」「リシェント」などが主力。木目調からモダン、和風まで表情のつくり方が多彩で、外壁や庇のデザインと合わせやすいのが特徴ですよ。
ここは、気になりますよね。どちらのメーカーを選んでも性能面で大きくハズレることはありませんが、「断熱優先ならYKK寄り」「デザイン優先ならLIXIL寄り」という大まかな目安は覚えておくと選びやすいです。なお、どちらも積水ハウス向けに仕様が調整されたモデルが採用されるケースがあり、市販品と細部が異なることがあります(あくまで一般的な傾向としてお話ししています)。
ここだけは確認してください(宅建士マコトより)
営業担当に「私の家で標準で選べる玄関ドアのメーカーと型番を一覧で見せてください」と伝えてみてください。メーカーの選択肢を把握しておくと、あとから「実は選べたのに知らなかった」という後悔を避けられます。
玄関ドアの開き方の種類
次に押さえたいのが「開き方」のバリエーションです。玄関ドアの種類には、片開きドア・親子ドア・片袖ドア・両開きドア・両袖ドア・引き戸があり、積水ハウスでもこれらすべてが選択可能です。実際には、片開きか親子ドアを選ばれる方が多い印象ですね。
片開きドアは1枚のドアが開閉するシンプルな形で、狭い玄関でもスッキリ収まり、コストも抑えやすいタイプです。親子ドアは大小2枚のドアを組み合わせた形で、普段は大きい方だけを使い、大型家具の搬入時や来客時に子扉も開ける使い方ができます。玄関の開口部を広く見せたい方に人気ですよ。
片袖・両袖ドアは、ドアの横にFIXガラス(固定ガラス)を配置したタイプで、玄関土間に光を取り入れたい場合に有効です。ただし採光と引き換えに断熱性はやや不利になる点は押さえておきたいところ。
引き戸は、和風・和モダンのデザインで人気が上がっており、ベビーカーや車椅子の出入りがラクという実用的なメリットもあります。一方で開閉スペースが横方向に必要になる点と、気密性は開き戸よりやや劣るという特徴も知っておきたいですね。
豆知識:開き方は「玄関の広さ」「家族構成(子ども・高齢者)」「将来の搬出入」を基準に選ぶと決めやすいです。デザインだけで決めると、実際に暮らしてから「ベビーカーが入りにくい」「大きな家具が通らない」と気づくケースがあります。
人気シリーズ(トスタリッテほか)
積水ハウスの玄関ドアで特に採用率が高いのが、トスタリッテと呼ばれるシリーズです。近所の積水ハウスの家を見ていくと、実に半数以上がトスタリッテという話もあるほど、採用事例が豊富ですね。突板(つきいた)を使ったリアルな木目の質感と、モダンで落ち着いたデザインが人気の理由です。
LIXIL側では、ジエスタ2・グランデル2・リシェント(M83型)あたりが主力。ジエスタ2はデザインバリエーションと価格のバランスがよく、標準的な選択肢として採用されやすいモデルです。グランデル2は一段上のハイグレード枠で、重厚感と断熱性能の両立を狙う方に選ばれています。
YKK側では、ヴェナート・イノベストが代表格。寒冷地向けの高断熱仕様(D50クラスなど)を選べるのが強みです。
どのシリーズを選ぶかは、外観デザインとの相性で決まることが多いですよ。たとえば、ダインコンクリートの重厚なファサードには落ち着いた木目系のトスタリッテが合いやすく、シャーウッドの木の外観にはナチュラル系のジエスタ2が好相性、というふうに組み合わせで考えるとイメージしやすいかなと思います。
標準仕様のドアと、積水ハウス全体の建具仕様を合わせて整理したい方は、積水ハウスの標準仕様建具の解説記事もあわせて読んでみてください。
断熱性能とグレードの違い
玄関ドアは、窓に次いで「熱が逃げやすい場所」です。せっかく断熱材や窓のグレードを上げても、玄関ドアが弱いとそこから冷気・熱気が侵入してしまうので、断熱性能は要チェックポイントですよ。
YKK APやLIXILの玄関ドアには、一般的にK4〜K1.5(またはそれ以下)といった断熱等級の目安があり、数字が小さいほど断熱性能が高くなります(あくまで一般的な目安です)。積水ハウスで選べるモデルでは、標準グレードから高断熱仕様(D50・K2クラスなど)へのアップグレードも可能なケースが多いです。
寒冷地に住む私の感覚で言うと、北海道や東北エリアでは高断熱仕様への切り替えはほぼ必須だと感じています。玄関土間の冷え込みは、家全体の体感温度に直結するからです。温暖地でも、玄関ホールを暖房する家ではグレードを上げておくと結露や結氷のリスクを下げられます。
また、断熱性能と同じくらい重要なのが気密性です。ドア枠まわりのパッキンの密着度が落ちると、数値上の断熱等級が高くても「すきま風」で体感が悪くなります。展示場で実物を閉めたとき、スッと吸い付くように閉まるかどうかを確かめてみてくださいね。
「もっと詳しく寒さ対策を知りたい」という方は、積水ハウスが寒いと言われる理由の解説もあわせてチェックすると、家全体の断熱バランスが見えてきます。
電子錠・スマートキーの違い

積水ハウスの玄関ドアを語るうえで外せないのが、電子錠・スマートキーです。標準で1アクション2ロック(1回の操作で2箇所のロックがかかる仕組み)が備わっており、防犯性はもともと高めに設計されていますよ。
そのうえで、電子錠・スマートキーの選択肢は大きく次の通りです。
代表的なスマートキーのタイプ
- カードキー:専用リーダーにかざすだけで施錠・解錠できる。家族人数分の発行が可能
- リモコンキー(タグキー):ポケットに入れたままボタン操作で開閉できる
- パッシブキー:キーを持って近づくだけで解錠できるハンズフリー型
- スマホ連動:スマートフォンアプリで施錠状況の確認や遠隔操作ができる
積水ハウスではマルチリーダー電気鍵システム(アルファ社製)が標準仕様として採用されることが多く、これに各種キーを組み合わせていく形になります。
ただし、電子錠そのものを「スマートキー対応モデル」に変更するとオプション扱いになり、5万〜15万円程度の追加費用が発生するケースが多いです(あくまで一般的な目安です)。便利さと費用のバランスで、採用するかを判断しましょう。
注意:電子錠は電池交換や故障時の対応が必要になります。長期間使えるメリットはありますが、「電池切れに気づかず外出してしまった」「反応が鈍くなった」という声もあります。メンテナンス前提で選びましょう。
積水ハウス玄関ドアの種類の選び方
ここからは、これまで整理した積水ハウス玄関ドアの種類をもとに、実際の選び方のコツをお伝えします。「何を優先するか」を決めてから選ぶと、迷いがグッと少なくなりますよ。
デザインと機能の優先順位
玄関ドア選びで最初にやりたいのが、「デザイン」と「機能」のどちらを優先するかの整理です。両立できれば理想ですが、予算やグレードの関係で、どこかに軸を置く必要が出てきます。
デザイン重視の場合は、外観のスタイル(モダン・和風・ナチュラルなど)と外壁材の色調に合うシリーズから絞り込むのがおすすめです。たとえばダインコンクリートの重厚な外観には落ち着いた木目調、ベルバーンの自然素材感にはナチュラル系の木目ドア、というふうに相性を考えてみてくださいね。
機能重視の場合は、断熱性能・電子錠・採光・防犯のどれを最優先にするかで選ぶモデルが変わります。寒冷地なら断熱、共働き家庭なら電子錠、ミニマル志向なら採光のFIXガラス有無、という具合です。
「何が欲しいか」よりも「何が要らないか」を決めるほうが早い、という考え方もあります。要らない機能を削れば、その分のコストを本当に欲しい機能に回せますよ。迷うのは当然です。ご家族でノートに書き出してみるのが、一番手堅い進め方ですね。
価格・オプション費用の目安
玄関ドアは、モデルやオプションによって価格差が大きい部分です。一般的なモデルで10万円前後から、ハイグレードや電子錠フル装備モデルだと30万円以上になるケースもあります(本体価格の一般的な目安)。
積水ハウスでの見積もり上は、「標準仕様からのアップグレード差額」として計上されることが多く、営業担当者に依頼すれば比較表を出してもらえます。
| 要素 | 費用感(目安) | ポイント |
|---|---|---|
| 標準モデル(片開き) | 標準仕様内 | シンプル・基本機能充実 |
| 親子ドアへ変更 | +3〜10万円 | 開口を広く見せたい方に |
| 高断熱グレード | +3〜15万円 | 寒冷地・光熱費重視の方に |
| 電子錠フル装備 | +5〜15万円 | 共働き・小さな子どもがいる家庭に |
| ハイグレード意匠(グランデル2など) | +10〜20万円 | 外観の重厚感を高めたい方に |
※上記はあくまで一般的な目安で、仕様や時期、地域・キャンペーンによって前後します。必ず実際の見積書で最終金額を確認してくださいね。見積書の見方を整理したい方は、積水ハウスの見積もりの取り方・見方の記事も参考になります。
展示場で見るチェックリスト

展示場では、カタログだけでは分からない「触って・見て・確かめて」ほしいポイントがあります。以下は私がいつもお伝えしているチェック項目です。
玄関ドア・展示場チェックリスト
- 実際に閉めたときの重さ・吸い付き感(気密性の指標)
- ハンドル・ドアノブの握りやすさ(毎日のことなのでストレスなく使えるか)
- 採光ガラスの量と向き(玄関が暗くなりすぎないか)
- 電子錠のレスポンス(反応速度・誤作動リスク)
- 外観と外壁材の色合わせ(日中と夜間で印象が変わる)
- 標準モデルと上位モデルの違い(営業に並べて見せてもらう)
- 施工事例の写真(OB宅や施工例集の確認)
展示場に置かれているモデルは、必ずしも標準仕様とは限りません。「これは標準ですか?オプションですか?」と一つひとつ確認するクセをつけてください。聞き漏らすと、見積もりで思わぬ差額が出ることがあります。
展示場を訪れる前の準備をもう少し整えたい方は、積水ハウス展示場に行く前の注意点もあわせて読んでおくと、当日の質問の質が上がりますよ。
積水ハウス玄関ドアのFAQ
最後に、積水ハウスの玄関ドアについてよく寄せられる質問にお答えします。
Q1:標準仕様でも満足できますか?
はい、標準仕様のドアも一般的なニーズには十分応えられるレベルに設定されています。特にトスタリッテ系やジエスタ2系は採用数が多く、実績のあるモデルです。ただし、寒冷地・日射が厳しい地域では断熱グレードのアップを検討する価値がありますよ。
Q2:電子錠は後付けできますか?
後付け自体は可能ですが、新築時に組み込むほうがコスト・見た目ともに有利です。後付けの場合、電源工事やドア本体の対応可否によって費用が大きく変わります。迷うなら新築時に入れておくほうが無難かなと思います。
Q3:引き戸は気密性が低いと聞きますが大丈夫?
近年の引き戸は気密パッキンが進化しており、開き戸との差は以前ほど大きくありません。ただし開き戸に比べるとやや不利な傾向があるのも事実です。寒冷地では引き戸を選ぶ際に、断熱グレード・パッキン仕様をより慎重に確認してくださいね。
Q4:積水ハウスで選べる玄関ドアのメーカーは他にもありますか?
基本的にはYKK APとLIXILが中心です。三協アルミなど他メーカーを希望する場合は、設計担当に「施主支給や他メーカー指定は可能か」を直接確認するのが早いです。対応可否は時期・地域で変わるので、一般論で判断せずに必ず個別に聞いてみましょう。
Q5:玄関ドアの保証期間はどのくらい?
メーカー保証は一般的に2年〜10年程度(部位による)が目安です。積水ハウスのアフターサポートとメーカー保証の両輪でカバーされるので、契約書と保証書の内容を必ず確認しておきましょう。電子錠部分の保証期間は本体と異なる場合があるので要チェックです。
まとめ|積水ハウス玄関ドアの種類選び
積水ハウス玄関ドアの種類は、メーカー(YKK AP・LIXIL)×開き方×シリーズ×断熱グレード×電子錠の掛け合わせで決まります。一見複雑に見えますが、「何を優先するか」を家族で決めてから絞り込むと、意外とスッキリ選べるはずですよ。
私が特に大事にしているのは、次の3点です。
積水ハウス玄関ドア選びで後悔しない3つのポイント
- 「何が要らないか」を決めてから標準とオプションを比較する
- 展示場では「標準ですか?オプションですか?」を毎回確認する
- 寒冷地・日射条件に合わせて断熱グレードの上げ幅を設計段階で決める
玄関ドアは、家が完成してから「もう少しこうしておけば」と感じやすい部分です。だからこそ、展示場に行く前の情報整理と、見積もり段階の細かな確認がモノを言います。焦らず、比較してから決めていきましょう。
家づくりの初期段階で相談できる場を探している方は、営業担当が付く前の「紹介ルート」を確認しておくのがおすすめです。記事の途中でもご案内した通り、無料・義務なしで使える仕組みなので、情報収集の段階から活用してみてくださいね。