こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。

「積水ハウスの外壁ってベルバーンとダインコンクリートの2択なの?」「鉄骨にするとどの外壁が選べるの?」「カタログはどこで手に入れる?」という疑問を持っている方は多いです。積水ハウスの外壁は構法によって選択肢がまったく変わるため、「どれが一番いいか」だけで考えると判断がぶれやすくなります。

この記事では宅建士の視点から、積水ハウスで選べる外壁の種類・構法ごとの対応関係・ベルバーンとダインコンクリートの直接比較・カタログの入手方法・外壁の見分け方まで整理してお伝えします。

この記事を読むとわかること

  • 積水ハウスの外壁4種類と木造・鉄骨の構法対応関係
  • ベルバーンとダインコンクリートの直接比較(メンテ・費用・見た目)
  • 外壁カタログの入手方法と型番の見方
  • 外観から積水ハウスの外壁を見分けるポイント

積水ハウスの外壁の種類と構法別の選択肢

積水ハウスの外壁は「どれが高級か」より「どの構法に採用できるか」を先に整理するのが判断の起点です。木造のシャーウッドか、軽量鉄骨系(イズロイエ・ビーサイエ)かによって候補外壁が変わるため、外壁だけで比較すると噛み合わない場面が出てきます。

積水ハウスの外壁4種類と構法対応の全体像

積水ハウスで採用できる主な外壁を構法ごとに整理すると次のとおりです。あくまで一般的な傾向であり、詳細は担当者に確認してください。

外壁の種類 主な対応構法・シリーズ 素材の方向性 メンテ目安
ベルバーン 木造(シャーウッド) 陶版・焼き物らしい温かみ 目地約30年
ダインコンクリート 軽量鉄骨1・2階建て(イズロイエなど) プレキャストコンクリート・重厚感 目地20〜30年
エコルデック 軽量鉄骨(ビーエコルドなど) 窯業系・33mm厚・色柄の幅 約30年
SC25セラミックウォール 鉄骨3・4階建て セラミック系・防火対応 担当者に確認

数値はあくまで一般的な目安です。仕様変更や地域差、個別条件によって変わるため、正確な情報は担当者や公式資料で確認してください。

【宅建士マコトより:ここだけは確認してください】

「検討中のシリーズで選べる外壁の種類と、標準・オプションの区別を一覧で見せてもらえますか?」と最初の打ち合わせで聞いておくと、比較の土台が一気に整います。

シャーウッド(木造)の外壁:ベルバーン

ベルバーン外壁のやわらかな質感と上質感が伝わる住宅外観イメージ

ベルバーンはシャーウッド(木造)専用の陶版外壁です。陶器と同じ工程で焼き上げた素材で、焼き物らしい温かみとやわらかな表情が特徴です。色あせや褪色が少なく、外壁本体のメンテナンス性は高めとされていますが、目地材(シーリング)は約30年が目安とされており、外壁本体と目地を分けて考えることが大切です。

木造シャーウッドの外観に上質感や和モダン・ナチュラルな雰囲気を求める方に向きやすい選択肢です。鉄骨系シリーズを検討している場合はベルバーンは選択できないため、構法選びと並行して考える必要があります。柄・色の種類や詳細な仕様はベルバーンの特徴と選び方をまとめた記事で深掘りしています。

鉄骨系の外壁:ダインコンクリートとエコルデック

ダインコンクリート外壁の重厚感と深い陰影が伝わる住宅外観イメージ

鉄骨系シリーズで代表的な外壁が「ダインコンクリート」と「エコルデック」の2種類です。
どちらを採用できるかは、商品シリーズや仕様によって異なります。

ダインコンクリートは、

「分厚くて重厚感のある、積水ハウスを代表する高級外壁」

というイメージです。

約55mmの厚みを持つプレキャストコンクリート製の外壁材で、主に軽量鉄骨1〜2階建て(イズロイエなど)で採用されることが多いです。

特徴をすごく簡単に言うと、

  • 厚みがある
  • 陰影が深い
  • 高級感が出やすい
  • “どっしり感”が強い

という外壁です。

イメージで言うと、普通の外壁が「平面的」に見えるのに対して、

ダインコンクリートは、

「彫りが深く、立体感が強い」

感じがあります。

そのため、

  • ホテルライク
  • 高級邸宅風
  • 都市型モダン

みたいな雰囲気と相性が良いです。

積水ハウスの展示場で「高級感あるな」と感じる家は、ダイン採用率がかなり高いですね。

一方エコルデックは、

「デザイン・価格・扱いやすさのバランス型外壁」

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というイメージです。

約33mmの窯業系外壁材で、ビーエコルドなどの鉄骨系シリーズで採用されることが多いです。

特徴はダインより比較的軽く、

  • 色柄の種類が多い
  • デザイン選択肢が広い
  • コスト調整しやすい

という特徴があります。

イメージで言うと…

  • ダイン
    → 「重厚・高級・存在感」
  • エコルデック
    → 「スマート・バランス型・選びやすい」

という感じです。

ダインコンクリート向き

  • 外観に高級感を出したい
  • 重厚感を重視したい
  • 積水ハウスらしさを強く出したい
  • ホテルライクな家が好き

エコルデック向き

  • 予算バランスを重視したい
  • デザイン選択肢を広げたい
  • シンプルモダン系が好き
  • 内装や設備に予算を回したい

ざっくり一言まとめ

  • ダインコンクリート
    → 「積水ハウスの顔」と言われやすい重厚系外壁
  • エコルデック
    → デザインとコストのバランスが取りやすい外壁

また、詳しい仕様や向いている人の整理はダインコンクリートの特徴をまとめた記事も参考になります。

積水ハウスの鉄骨3・4階建てにはSC25セラミックウォールが採用されます。2階建てとは異なる外壁仕様になるため、階数や商品を確定してから外壁を絞るのが順番として正しいです。

ベルバーンとダインコンクリートを直接比較

ベルバーンとダインコンクリートの外観の違いを比較するイメージ

ベルバーンとダインコンクリートは「どちらが上か」ではなく「木造か鉄骨か」という構法の前提を含めた比較が必要です。下の表は一般的な傾向の整理です。数値は目安であり、正確な情報は担当者に確認してください。

比較項目 ベルバーン ダインコンクリート
採用できる構法 木造(シャーウッド)専用 軽量鉄骨1・2階建て
素材の方向性 焼き物・温かみ・やわらかな表情 コンクリート・重厚感・深い凹凸
向きやすいデザイン 和モダン・ナチュラル・邸宅感 ホテルライク・都市型・重厚な外観
目地メンテ目安 約30年 20〜30年程度
初期費用の傾向 仕様・面積・時期で変動。外壁単体では比較しにくい
見た目の経年変化 色あせが少ない・味わいが出る テクスチャーの重厚感が持続しやすい

費用の差は建物全体の仕様・面積・地域条件によって大きく変わります。外壁だけを切り出して比較するより、商品全体の総額と将来のメンテナンス計画をセットで比較するのが後悔しない判断になります。

外壁カタログの入手方法と型番の見方

「積水ハウスの外壁カタログはどこで手に入るの?」という質問は意外と多いです。カタログは次の方法で入手できます。

  • 公式サイトからオンライン請求:積水ハウス公式(sekisuihouse.co.jp)の「カタログ請求」ページから商品カタログを無料請求できます。外壁の仕様が掲載された商品カタログと、外壁色見本帳が主な入手対象です
  • 展示場で直接受け取る:展示場を訪問すると担当者から商品・仕様・外壁のカタログをまとめて受け取れます。色見本の現物サンプルを手に取れる点が有利です
  • 住宅情報サイト経由:HOME’Sやスーモなどの住宅情報サイトのカタログ一括請求経由でも取り寄せられます

カタログを手に入れたら、外壁仕様のページで「標準仕様」「選択仕様」「オプション」の区別を確認しましょう。外壁の型番(柄名・品番)は各シリーズのページに記載されており、柄名(例:シルクライン・ストーンウォールなど)と色コードの組み合わせで管理されています。展示場でカタログと現物サンプルを照らし合わせると、画像と実際の質感のギャップを確認できます。

積水ハウスの外壁の見分け方

街で見かける積水ハウスの建物の外壁が何かを見分けたい場合、次のポイントが判断の手がかりになります。

  • ダインコンクリートの特徴:深い彫りの凹凸が規則的に並ぶ重厚感のあるテクスチャー。目地部分がほぼ目立たない。骨太で堂々とした印象の鉄骨系住宅に多い
  • ベルバーンの特徴:焼き物らしいやわらかな素材感・陰影。のっぺりしておらず表情が豊かで、木造住宅の落ち着いた外観に多い
  • エコルデックの特徴:窯業系サイディングらしい整然とした柄・色。ベルバーンやダインより表面の凹凸が浅くフラットめ
  • 積水ハウスかどうかの見分け方:外壁に「SEKISUI HOUSE」の刻印や銘板が入ることがある。また積水ハウスの施工例写真と柄名を照らし合わせるのが確実です

展示場や見学会で実物を見る際も、同じ視点で外壁の素材感・目地の幅・凹凸の深さを確認すると、カタログの画像と現物のギャップが掴みやすくなります。

積水ハウスの外壁で後悔しない判断軸

外壁は一度決めると変更が難しく、家の印象とメンテナンスコストに長期的に影響します。「憧れ」と「実際の計画」の両方から判断するために、後悔しにくい考え方を整理します。

外壁の価格目安とメンテナンス費用の考え方

外壁の費用は「初期費用」と「将来のメンテナンス費用」の両面で考えることが大切です。一般的な傾向として、外壁本体の耐久性が高い素材ほど初期費用が上がる一方、長期的なメンテナンスコストが抑えられるケースがあります。ただし、総額に占める外壁材の差額は、建物全体の面積・構法・仕様によって大きく変わります。

🏠 宅建士マコトの補足

「外壁のメンテナンス、結局いくらかかるの?」と
気になりますよね。
ただ、その前に積水ハウスの30年保証について
正しく理解しておく必要があります。

❌ よくある誤解
「30年保証があるから、30年間はメンテナンス費用がかからない」

✅ 正しい理解
「30年保証は構造と防水を保証するもので、美観維持は別料金」

30年保証の対象
・構造躯体(基礎、柱、梁)
・雨水の侵入を防止する部分(防水性能)

30年保証の対象外
・外壁の色あせ
・汚れ
・チョーキング(白い粉)
・美観維持全般

つまり、
10年目・20年目の無償点検で、

「外壁にひび割れがあって雨漏りしそう」
無償で補修してもらえる

「外壁が色あせてきたから塗装したい」
有償メンテナンスになる

という違いです。

では、30年で実際いくらかかるのかというところですが、

ダインコンクリート(延床35坪):
・初期費用:+100〜150万円(標準比)
・10年目:
└ 無償点検(構造・防水チェック)
└ 美観維持の塗装:30〜50万円(有償)
・20年目:
└ 無償点検(構造・防水チェック)
└ 美観維持の塗装:30〜50万円(有償)
・30年目:
└ 有償点検:3〜5万円
└ 美観維持の塗装:30〜50万円(有償)
合計:193〜305万円

ベルバーン(延床35坪):
・初期費用:+80〜120万円(標準比)
・10年目:
└ 無償点検
└ シーリング補修:20〜30万円(有償)
・20年目:
└ 無償点検
└ シーリング補修:20〜30万円(有償)
・30年目:
└ 有償点検:3〜5万円
└ シーリング補修:20〜30万円(有償)
合計:143〜215万円

サイディング(エコルデック等)(延床35坪):
・初期費用:標準仕様
・10年目:
└ 無償点検
└ 塗装+シーリング:80〜120万円(有償)
・20年目:
└ 無償点検
└ 塗装+シーリング:80〜120万円(有償)
・30年目:
└ 有償点検:3〜5万円
└ 塗装+シーリング:80〜120万円(有償)
合計:243〜365万円

結論
初期費用が安い外壁ほど、30年後の総額は高くなります。

また、「30年保証があるから安心」ではなく、
「10年・20年の無償点検で構造と防水はチェックしてもらえるが、
美観維持は別途費用がかかる」
と理解しておいてください。

もちろんこちらのメンテナンス費用は目安です。
住む地域、日当たり、メンテナンス頻度で変わりますのでご注意を。

私が判断軸として重視しているのは「外壁に予算をかけることで、他のどこかを削っていないか」という視点です。キッチン・断熱・外構など住んでからの満足度に直結する部分を削って外壁グレードを上げるより、標準仕様の外壁でも設計の工夫で満足度の高い外観をつくるケースは少なくありません。積水ハウスの坪単価と総額のバランスについては積水ハウスの坪単価と総額の目安を整理した記事もあわせて確認してください。

外壁の差額だけで判断しないでください。延床面積・構法・設備・外構を含む総額で比較しないと「思ったより高かった」という後悔につながりやすいです。

🏠 宅建士マコトの補足(北海道視点)

北海道で家を建てる方へ。
外壁選びで「凍害」を忘れないでください。

凍害とは、
外壁に染み込んだ水分が冬に凍って膨張し、
ひび割れや剥離を起こす現象です。

北海道では-15℃ぐらいまで下がることもあるので、
外壁の耐凍害性能は本当に重要です。

積水ハウスの外壁で凍害に強いのは
・ダインコンクリート(吸水率が低い)
・ベルバーン(陶版で水を吸いにくい)

逆に、
サイディング系(エコルデック等)は、
シーリング部分が凍害で劣化しやすいので、
北海道では定期的なメンテナンスが必須です。

「安いから」でサイディングを選んで、
10年後にひび割れだらけ…という話を聞いたことがあります。

北海道で建てるなら、
初期費用だけでなく、30年後のメンテナンスコストまで
考えて外壁を選んでください。

外壁選びで後悔しやすいパターン

実際に積水ハウスで外壁を検討した方の声を整理すると、よく聞く後悔パターンは次のとおりです。

  • カタログの色と実物がかなり違った:印刷物の色は実際の外壁素材の質感を再現しきれないため、現物サンプルや完成見学会で確認しなかったことを後悔するケース
  • 外壁だけで構法を決めてしまった:ベルバーンに惹かれて木造を選んだが、間取りや構造の好みと合わなかったという逆算の後悔
  • 将来のメンテナンス費用を確認しなかった:目地補修のタイミングや費用概算を事前に聞いていなかったため、数十年後のコストが想定外だったケース
  • 展示場の外観スケールに引っ張られた:展示場の家は実際の建築より大きく見えることが多く、同じ外壁でも自分の土地・建物サイズに当てはめたイメージと違ったケース

展示場前に確認したい外壁の質問リスト

積水ハウスの外壁選びで比較検討しているイメージ

展示場でスムーズに比較するために、次の質問をあらかじめ準備しておくとよいでしょう。

  • 「検討しているシリーズで選べる外壁の種類と、標準・オプションの区別を教えてください」
  • 「外壁カタログと色見本サンプルを見せてもらえますか?型番の読み方も教えてください」
  • 「ベルバーン(またはダインコンクリート)を採用した場合、目地メンテのタイミングと費用概算はどれくらいですか?」
  • 「外壁にオプションを追加した場合、坪単価にどのくらい影響しますか?」
  • 「完成見学会や施工例で、この外壁・色の実物を見られる機会はありますか?」

【宅建士マコトより:ここだけは確認してください】

「この外壁の30年後の標準的なメンテナンス内容と、費用の概算を教えてもらえますか?」を展示場の初回訪問時に聞いてみてください。長期コストを数字で説明できる担当者かどうかを判断するよい指標になります。

積水ハウス外壁のよくある質問(FAQ)

Q. ベルバーンとダインコンクリートはどちらが費用が高いですか?

外壁単体の差額は仕様・面積・時期によって大きく変動するため断定できません。外壁費用の比較は建物全体の見積もりで確認するのが正確です。また、前提として採用できる構法(木造か鉄骨か)が異なるため、外壁だけを切り取った費用比較は実際の選択に使いにくいです。

Q. 外壁カタログは展示場に行かなくても入手できますか?

積水ハウス公式サイトのカタログ請求ページから無料で取り寄せられます。ただし色見本の現物サンプルは展示場でしか確認できないため、最終判断前には実物確認をおすすめします。

Q. 街で見かける積水ハウスの外壁の種類はどうやって見分けますか?

ダインコンクリートは深い凹凸の重厚なテクスチャーが目安、ベルバーンは焼き物らしいやわらかな素材感が目安です。正確に判断したい場合は、積水ハウスの公式施工例ページの柄名と照らし合わせるか、担当者に確認するのがおすすめです。

Q. 鉄骨系シリーズでもベルバーンは選べますか?

ベルバーンはシャーウッド(木造)専用の外壁材です。軽量鉄骨系シリーズ(イズロイエ・ビーサイエなど)ではベルバーンは採用できません。鉄骨系ではダインコンクリートやエコルデックが主な候補になります。

積水ハウスの外壁選びまとめ

積水ハウス外壁の全体像と主な種類 ベルバーンとダインコンクリートの違い 価格とメンテナンスの考え方 後悔しないための選び方の軸

積水ハウスの外壁選びで押さえるべきポイントをまとめます。

  • 構法を先に決める:ベルバーンは木造専用、ダインコンクリートは鉄骨系。外壁の前に「木造か鉄骨か」を整理する
  • 全体の4種類を把握する:ベルバーン・ダインコンクリート・エコルデック・SC25セラミックウォールがある
  • カタログで型番と色を確認する:公式サイトから無料請求可能。現物サンプルは展示場で確認する
  • 見た目は実物で判断する:カタログ画像と実物の質感には差がある。完成見学会や施工例の現物で最終確認を
  • メンテナンス費用まで込みで判断する:目地補修のタイミングと費用概算を担当者に確認しておく

外壁は家の印象を大きく左右しますが、素材名だけで決めるより「構法→デザインの好み→総額→将来の維持費」の順で整理すると後悔しにくい判断になります。展示場でカタログと色見本を手に取りながら、担当者とじっくり確認していきましょう。

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