こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。

間取りを検討していると、「収納をどこにどれだけ確保するか」で悩む方は多いのではないでしょうか。パントリーや土間収納、ロフトといったスペースは、うまく取り入れられれば暮らしの快適さを大きく左右します。

この記事では、積水ハウスで実際に採用されているパントリー・土間収納・ロフト・小屋裏収納の実例や使い方を整理し、採用する際に確認しておきたい注意点までまとめてご紹介します。

この記事を読むとわかること

  • パントリー・土間収納の実例と使い方
  • ロフト・小屋裏収納の活用法
  • 固定階段の設置に関する注意点
  • 採用前に確認しておきたいポイント

先に結論をお伝えします。

パントリーや土間収納は、キッチンや玄関の「散らかりやすさ」を解消する収納として人気が高く、積水ハウスでも収納3姉妹(玄関まわり・リビングまわり・寝室まわり)という考え方をもとにした提案が行われています。

一方でロフト・小屋裏収納は、固定階段の可否が自治体によって異なる、夏場に熱がこもりやすいといった注意点があります。「収納が増えるから」という理由だけで決めず、間取り全体とのバランスで検討することが大切です。

積水ハウスの収納・多目的スペース

まずは、パントリー・土間収納・ロフト・小屋裏収納の4つについて、それぞれの実例や使い方の特徴から見ていきましょう。

パントリーの実例と使い方

パントリーはキッチンの近くに設ける食品・キッチン用品の収納スペースです。積水ハウスの公式情報「納得工房」では、壁面を利用した浅型の収納は小物をしまうのに便利で、パントリー全体が見渡しやすく食品管理に最適だと紹介されています。奥にしまい込んで存在を忘れてしまう、といった失敗を防ぎやすい形と言えるでしょう。

積水ハウスの企業サイトでは「暮らしやすさをアップする、将来を見越した収納プラン」というストーリーも紹介されており、家族構成やライフスタイルの変化を見越して収納量を計画する考え方が示されています。パントリーは、扉を付けて生活感を隠しキッチンのインテリアに調和させる形と、オープン型で出し入れの利便性を優先する形のどちらも選べます。来客の多さや、日々の家事動線を踏まえて選ぶとよいでしょう。

広さの目安としては、1〜2畳程度の小さめのスペースでも、棚の奥行きや段数を工夫することでかなりの収納量を確保できます。ストック品を「見える化」しておきたい方は、可動棚を採用して家族の人数や食材のまとめ買いの頻度に合わせて調整できるようにしておくと、後から使いにくさを感じにくくなります。キッチンとの位置関係も重要で、勝手口や冷蔵庫との距離が近いほど、買い物から片付けまでの動線がスムーズになりやすい点も設計段階で意識しておきたいポイントです。

土間収納の実例と使い方

土間収納の整理前後を比較したイメージ

土間収納は、玄関脇に設ける「シューズクローク(シュークロ)」と呼ばれる形が代表的です。靴だけでなく、傘、アウトドア用品、自転車、ベビーカー、キャンプ用品など、土に近いもの・外で使うものをまとめて収納できるのが特徴です。積水ハウスの打ち合わせでは「収納3姉妹」という言葉が使われることがあり、玄関まわり・リビングまわり・寝室まわりという3つの生活拠点をしっかり整える収納プランの考え方として案内されています。

玄関ホールとウォークインクローゼットを一体化させ、そのまま土間へと続く動線を作る実例も見られます。玄関から直接土間収納にアクセスできる配置にしておくと、外出前後の身支度がスムーズになりやすく、来客動線と生活動線を分けたい方にも向いています。

土間収納は棚だけでなく、フックやハンガーパイプを併用すると、コートやレインウェアといった掛けて収納したいものも整理しやすくなります。自転車やベビーカーなど大きなものを土間に置く場合は、出入り口の幅や扉の開き方も含めて、実際の動作をイメージしながら設計担当者と確認しておくと、住み始めてからの使い勝手のずれを防ぎやすくなります。

北海道マイホームセンター札幌会場のシャーウッドモデルルーム。ウォークインクローゼットの展示
撮影:マコト(2026年8月、北海道マイホームセンター札幌会場)

ロフトの活用法

リビング上部のロフト空間を見上げたイメージ

ロフトは、天井の高さを活かして設ける中二階のようなスペースです。大きな荷物の収納スペースとしてはもちろん、趣味のコレクションを飾るスペースや、ちょっとした隠れ家的な使い方をする実例もあります。積水ハウスの平屋商品でも、リビングの上部にロフトを設け、収納力と居場所の両方を確保するプランが紹介されています。

ロフトは居室ではなく収納・多目的スペースという扱いになるため、日常的に頻繁に出し入れするものよりも、季節家電や趣味の道具など、取り出す頻度が高くないものの置き場として活用するのが向いています。

子ども部屋の一角にロフトを設け、遊び場や勉強スペースとして使う実例もあります。将来的に子どもが独立した後は収納スペースへ切り替えるなど、ライフステージの変化に合わせて用途を見直しやすい点も、ロフトならではの柔軟さと言えるでしょう。天井の高さや窓の位置によって開放感が大きく変わるため、模型やパースで実際の見え方を確認しておくと、完成後のイメージのずれを防ぎやすくなります。

小屋裏収納の活用法

小屋裏収納は、屋根の傾斜を利用して屋根裏に設ける収納スペースです。建築基準法上は「小屋裏物置等」として扱われ、居室ではなく収納用のスペースという位置づけになります。床面積に算入されない条件を満たせば延床面積を圧迫せずに収納量を増やせる点がメリットです。

季節ものの家電や来客用の布団、思い出の品など、使用頻度は低いもののすぐに処分しにくいものの置き場として活用されるケースが多いようです。ただし、後述するように夏場の暑さや、階段の設置ルールには注意が必要です。

小屋裏収納は屋根形状の影響を受けやすく、勾配天井の一番低い部分は人が立って歩けないほどの高さになることもあります。収納する荷物のサイズや、出し入れのしやすさを踏まえて、棚や収納ケースの配置を事前にシミュレーションしておくと、実際に使い始めてから「思ったより奥まで手が届かない」といったギャップを減らしやすくなります。

採用で後悔しないためのポイント

実例や使い方を踏まえたうえで、次はロフト・小屋裏収納を採用する際に特に注意しておきたいポイントを整理します。

固定階段の規制について

ロフトや小屋裏収納への上り下りには、固定階段・はしご(可動式階段)・収納式はしごなど複数の方法があります。ここで注意したいのが、固定階段の設置可否は自治体によって取り扱いが異なる場合があるという点です。固定階段の設置を制限なく認めている自治体がある一方で、はしご式のみを認めている自治体、固定階段を原則認めていない自治体もあるとされています。

また、固定階段を設置する場合、その階段部分の面積が小屋裏収納の床面積に算入される、階段を上りきった位置での室内高さが1.4m以下に収まっている必要がある、といった建築基準法上の制限が関わってくることもあります。積水ハウスで検討する際は、自宅を建てるエリアの自治体がどの扱いになっているか、設計担当者に早い段階で確認しておくと安心です。

固定階段が使えない場合は、はしごタイプの階段や、使わないときは折りたたんでしまえる収納式の昇降階段を採用することになります。はしごタイプは省スペースというメリットがある一方、荷物を持ったまま昇り降りしにくい、家族の年齢によっては安全面が気になるといった声もあります。頻繁に出し入れする予定がある場合は、階段の種類によって使い勝手が大きく変わることを踏まえて、設計段階でじっくり比較しておくとよいでしょう。

夏場の暑さ対策

ロフトや小屋裏収納は、屋根に近い位置にあるため、夏場は想像以上に熱がこもりやすいスペースです。断熱材でしっかり包み込まれているか、小屋裏換気が確保されているかによって体感温度は大きく変わるとされています。

対策としては、換気扇や換気口を設けて空気の通り道を作る、窓や小窓を設置して自然換気を促す、サーキュレーターで空気を循環させるといった方法が挙げられます。夏の間はほとんど出入りしないという方でも、収納している荷物が高温にさらされ続けることになるため、温度管理はあらかじめ設計段階で相談しておきたいポイントです。

特に注意したいのが、精密機器や食品、化粧品、楽器など、高温や湿度の影響を受けやすいものの保管です。こうしたものはロフトや小屋裏収納ではなく、空調の効いた居室のクローゼットなどに置き場を分けておくほうが安心です。「何でも収納できるスペース」として過信せず、収納するものの種類に応じて置き場を使い分ける発想を持っておくと、長く快適に使い続けやすくなります。

平屋での活用

平屋の間取り図を俯瞰しロフト部分を確認するイメージ

平屋は2階がない分、収納スペースの確保が課題になりやすい間取りです。積水ハウスの平屋商品では、リビング上部の高い天井を活かしてロフトを設け、収納力を補うプランが採用されている実例があります。ウォークインクローゼットの上部をロフトとして活用し、寝室まわりの収納をまとめて確保する工夫も見られます。

平屋でロフトを検討する場合は、生活動線の中心となる1階部分の収納だけで足りるか、来客用の布団や季節家電などかさばるものの置き場をどう確保するかを、間取り全体のバランスの中で考えるとよいでしょう。

平屋は2階への上り下りがない分、日常の家事動線が短くなるというメリットがありますが、ロフトを日常使いの収納として位置づけると、その分だけ昇り降りの機会が増えることになります。頻繁に使うものは1階の収納にまとめ、ロフトは季節性の高いものや使用頻度の低いものの置き場として役割を分けておくと、平屋ならではの暮らしやすさを損なわずに収納量を確保しやすくなります。

契約前に確認すべきポイント

パントリー・土間収納・ロフト・小屋裏収納は、それぞれ用途や制約が異なるため、契約前に設計担当者へ確認しておきたい項目を整理しておきましょう。

契約前に確認しておきたい項目

  • ロフト・小屋裏収納の固定階段が、建築予定地の自治体で認められているか
  • 小屋裏収納の断熱・換気の仕様(換気扇の有無等)
  • パントリー・土間収納の広さと、キッチン・玄関からの動線
  • 収納スペースが床面積・容積率の算定にどう影響するか
  • 将来的な家族構成の変化を見越した収納量になっているか

収納は一度作ってしまうと後から広さを変えにくい部分です。「とりあえず収納を増やしておく」のではなく、何をどこにしまうかを具体的にイメージしながら、設計担当者と一緒に検討を進めることをおすすめします。

収納のまとめ

パントリー・土間収納は、キッチンや玄関まわりの「もの」を整理し、生活動線をスムーズにする収納として積水ハウスでも積極的に提案されています。ロフト・小屋裏収納は収納力を補う一方で、固定階段の規制や夏場の暑さ対策など、事前に確認しておきたい注意点もあります。

収納は間取りの一部として後から大きく変更しにくい要素です。それぞれの特徴と注意点を踏まえたうえで、自分たちの暮らし方に合った収納計画を、設計担当者と一緒に具体的に詰めていくとよいでしょう。

よくある質問

Q. パントリーと土間収納の違いは何ですか?

パントリーはキッチン近くに設ける食品・キッチン用品の収納です。土間収納は玄関脇に設ける「シューズクローク」が代表的で、靴やアウトドア用品など土に近いもの・外で使うものをまとめて収納する点が異なります。

Q. ロフトに固定階段はいつでも設置できますか?

自治体によって取り扱いが異なります。固定階段を制限なく認めている自治体がある一方、はしご式のみを認めている自治体や、原則認めていない自治体もあるとされています。建築予定地の自治体の扱いを事前に確認することをおすすめします。

Q. 小屋裏収納やロフトは夏に暑くなりますか?

屋根に近い位置にあるため、断熱・換気の仕様によっては夏場に熱がこもりやすいとされています。換気扇や小窓の設置、サーキュレーターの活用といった対策を設計段階で相談しておくと安心です。

Q. 平屋でも収納は十分に確保できますか?

積水ハウスの平屋商品では、リビング上部の高い天井を活かしてロフトを設けるなど、収納力を補うプランの実例があります。ウォークインクローゼットの上部を活用する工夫も見られます。

Q. 収納計画で後悔しないためにはどうすればよいですか?

何をどこにしまうかを具体的にイメージしたうえで、固定階段の規制や断熱・換気の仕様、動線への影響などを設計担当者と確認しながら計画を詰めることが大切です。

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