こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。

積水ハウスで太陽光発電や電気自動車を検討すると、「HEMSは何をしてくれるのか」「AiSEGは終了したのか」「V2Hはいくらかかるのか」が気になると思います。設備名が似ているうえ、製品の世代交代も進んでいるため、古い情報だけでは判断しにくいテーマです。

先に結論をお伝えすると、HEMSという仕組み自体が終了したわけではありません。初代AiSEGの一部サーバーサービス終了と、AiSEG2の生産終了予定、AiSEG3への移行を分けて考える必要があります。また、V2Hと蓄電池の併設可否は、選ぶ機器の組み合わせによって異なります。

この記事では、積水ハウスの公式掲載内容と製造元の現行情報を照合し、AiSEGの世代、V2Hの価格、蓄電池との組み合わせ制限を整理します。見積書に残したい型番や確認項目まで、契約前の判断に使える形で見ていきましょう。

この記事を読むとわかること

  • 積水ハウスのHEMSが担う役割
  • AiSEG初代・2・3と「終了」の意味
  • V2Hの価格を比較する方法
  • V2Hと蓄電池を組み合わせる注意点

積水ハウスのHEMS(AiSEG)とは

HEMSは、発電量や消費電力を表示するだけのモニターではありません。対応機器と通信し、家庭内のエネルギーを把握・制御するための仕組みです。ただし、接続する分電盤、太陽光発電、給湯器、蓄電池、V2Hによって使える機能は変わります。

まずはHEMSの役割を確認し、積水ハウス公式ページに掲載されるAiSEG2と、製造元であるパナソニックの現行AiSEG3を分けて整理します。

HEMSの基本的な仕組み

HEMSは「Home Energy Management System」の略で、家庭内の電気やガス、水の使用状況を計測し、対応する住宅設備をまとめて管理する仕組みです。積水ハウスのZEH公式ページでは、太陽光発電の稼働状況、発電量、エネルギー利用状況を見える化する設備として紹介されています。

HEMSの中心になる機器がAiSEGです。分電盤や計測ユニットから電力データを受け取り、画面やアプリに表示します。対応機器を接続すれば、エコキュート、蓄電池、V2H、エアコン、照明、電動シャッター等の状態確認や一部制御も可能です。ただし、AiSEGを付けただけですべての家電を操作できるわけではありません。

実際の機能は、AiSEGの世代、接続機器の型番、通信アダプター、分電盤、インターネット接続で決まります。電力の見える化には計測回路の設定が必要で、蓄電池やV2Hの残量表示には対応機器との通信が必要です。

契約前は「HEMS付き」という名称だけで判断せず、何を計測できるか、どの設備を操作できるか、外出先から使えるかを機能単位で確認してください。将来EVや蓄電池を追加する予定があるなら、対応型番と登録可能台数まで確認しておくと、後から機器をつなげられない事態を避けやすくなります。

AiSEG初代・2・3の違い

太陽光・HEMS・蓄電池・V2Hの電力連携を示すイメージ

「HEMS 積水ハウス 終了」という検索語で注意したいのは、HEMS全体の終了と、AiSEG各世代の終了情報を混同しないことです。初代AiSEG(MKN700・MKN702)は生産終了品です。また、初期バージョン向けに運用されていた専用サーバーサービスは2026年3月17日に終了しましたが、パナソニックは宅内コンテンツまで一律に使えなくなるという案内ではありません。

AiSEG2は、積水ハウスの現行ZEHページにも掲載されている世代です。一方、製造元の公式情報では2026年9月30日に生産終了予定とされ、今後の機能バージョンアップはないと案内されています。既設住宅で直ちに使えなくなる意味ではありませんが、新築で選ぶ機器としては後継世代との比較が必要です。

AiSEG3は2025年に発売された現行世代で、専用アプリ、V2H連携、AIソーラーチャージPlus等が用意されています。2026年1月には2段階FITへの対応も追加されました。AiSEG2用とAiSEG3用のアプリは別で、世代をまたいで同じアプリを使えるとは限りません。

「終了したからHEMSを選ばない」ではなく、見積もりの品番と世代を確認するのが先です。アプリの提供範囲、サーバーサービス、将来追加したい設備への対応を並べて判断しましょう。

積水ハウスでの採用状況

積水ハウスのZEH公式ページでは、2026年9月24日時点でHEMSの説明画像にAiSEG2本体(モニター一体型)が掲載されています。積水ハウスが太陽光発電、燃料電池、蓄電池・V2Hを組み合わせて提案する中で、エネルギー状況を見える化する機器として紹介している形です。

ただし、公式ページにAiSEG2が載っていることと、今後の新築でAiSEG2だけが標準採用されることは同じではありません。パナソニックはAiSEG3を現行製品として展開し、AiSEG2の生産終了予定も公表しています。両社の掲載情報には時間差が生じている可能性があります。

また、パナソニック公式の積水ハウス納入事例には、賃貸住宅シャーメゾンでAiSEGをHOME IoTとして採用した例があります。しかし、集合住宅の事例を、そのまま戸建住宅の標準仕様の根拠にはできません。戸建での標準・オプション区分は、商品、地域、契約時期によって個別確認が必要です。

見積書では「HEMS一式」だけでなく、AiSEGの品番、モニター型かゲートウェイ型か、分電盤・計測ユニット、アプリ、接続対象機器を記載してもらいましょう。AiSEG2を提示された場合は、後継AiSEG3へ変更できるか、価格差と対応機器に何があるかを確認すると判断しやすくなります。

HEMSでできること

HEMSの基本機能は、電気の流れを見える化することです。太陽光発電量、買電・売電、家庭内消費、蓄電池やEVの充放電状況を同じ画面で確認できれば、昼間の余剰電力がどこへ流れているかを把握しやすくなります。回路別計測に対応すれば、消費量の大きい設備を探す材料にもなります。

AiSEG3では、対応機器をまとめて操作するシーン制御や、気象警報に連動した蓄電、V2H・蓄電池・給湯器の制御等が用意されています。AIソーラーチャージPlusは、日射量予報や過去の使用量から余剰電力を予測し、対応する蓄電池、V2H、エコキュートの運転を調整する機能です。

ただし、「AI制御」という名称だけで電気代が一定額下がると考えるのは避けましょう。太陽光容量、電気料金プラン、EVの在宅時間、給湯量、売電単価によって効果は変わります。インターネット回線やサーバー登録が必要な機能もあり、他社サービスによる同時制御と併用すると正常に動作しない場合があります。

私なら、便利機能の数よりも「毎日確認する項目」と「自動化したい設備」を先に決めます。発電と消費の確認だけで十分なのか、EVや蓄電池まで自動制御したいのかで必要構成は異なります。不要な連携機器まで増やさず、将来追加する設備に必要な通信・配線だけ確保する方法も検討できます。

💰 宅建士マコトより

HEMSやV2Hは、型番・対応機器・工事範囲まで比較して初めて見積もりの差がわかります。設備提案を受ける前に、相談ルートの条件も確認しておきましょう。

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V2Hと組み合わせるときの注意点

V2Hは、電気自動車を大容量の蓄電池として住宅に接続する仕組みです。普通充電器とはできることも価格も異なり、太陽光・定置用蓄電池・HEMSとの組み合わせ確認が欠かせません。

ここからは、価格だけでは見落としやすい機器構成と併設制限を整理します。

V2Hと普通充電器の違い

住宅用V2Hスタンドと電気自動車の接続を確認するイメージ

普通充電器は、基本的に住宅から電気自動車へ充電するための設備です。V2Hは双方向に電気をやり取りし、住宅からEVへ充電するだけでなく、EVの電気を住宅側へ放電できます。停電時の電源や、電気料金が高い時間帯の買電を抑える用途を想定できる点が大きな違いです。

一方、V2Hを付ければどのEVでも使えるわけではありません。車種ごとの充放電対応、コネクタ規格、車両側ソフトウェア、V2H機器の対応表を確認する必要があります。将来購入予定のEVが未定なら、普通充電器の先行配線だけにするか、V2Hの設置場所・基礎・配管を準備するかを比較します。

停電対策でも、V2Hの出力、100V・200V対応、全負荷・特定負荷、EVの残量で使える設備が変わります。エアコンやIH、エコキュート等を同時に使えるとは限りません。停電時にどの分電盤へ給電するか、EVが外出中のときに代替電源があるかも確認が必要です。

HEMSは、V2Hの充放電状態やEV残量の表示、自動制御を補助します。しかし、HEMSに登録できる充電・充放電設備の台数や組み合わせには制限があります。普通充電器とV2Hを両方設置する場合も、同時登録や停電時動作を含め、採用するAiSEG世代の対応表で確認してください。

V2Hの価格目安

積水ハウスでV2Hの全国一律価格は確認できません。積水ハウスオーナー向けの商品資料には、V2H本体の参考価格として税込143万7,700円から、工事費別途という記載があります。ただし、これは既存オーナー向け資料の参考値であり、新築時の標準価格や最終総額を示すものではありません。

V2Hの総額には、本体やスタンドだけでなく、パワーステーション、分電盤、基礎、配線、通信設定、電力会社への申請、既存パワーコンディショナの交換等が加わります。太陽光と同時に導入するか、既存太陽光へ後付けするかでも構成が変わります。耐塩害仕様や長い配線経路が必要な敷地では追加費用が生じる可能性があります。

製造元のプラン例には300万円台以上の構成もありますが、太陽電池モジュール、部材、工事費等をすべて含むとは限りません。反対に本体価格だけでも最終総額は比較できません。税込・税抜、工事費込み・別、補助金適用前・後をそろえる必要があります。

見積もりは、機器一式ではなく、型番ごとの本体価格、電気工事、基礎工事、申請、設定、既存設備の撤去・交換に分けてもらいましょう。補助金は対象型番、申請時期、交付決定前着工の可否があるため、補助金を受けられない場合の総額も並べて資金計画を作るのが安全です。

蓄電池との併設制限

V2Hと蓄電池の機器構成を比較するイメージ

V2Hと蓄電池では、どの機器同士なら正常に連携できるかが重要です。パナソニックのAiSEG2・AiSEG3対応商品一覧では、デンソー製や一部のニチコン製等の外部V2H機器とパナソニック製蓄電システムは、動作干渉の可能性から併設できないという機種別の注意があります。

ただし、この注意を「V2Hと定置用蓄電池はすべて併設できない」と一般化するのは正確ではありません。パナソニックのeneplatは、V2Hと蓄電池を連携させ、EVと定置用蓄電池の同時充放電を想定したシステムです。AiSEG2とAiSEG3の両方に対応情報があり、対応する構成ではEV残量や蓄電残量の見える化、自動制御が用意されています。

創蓄連携システムと別系統のV2Hを組み合わせる場合や、メーカーを混在させる場合は制限が残ります。AiSEG3でも旧機器を自由に組み合わせられるとは限らず、HEMS、蓄電池、V2H、太陽光パワーコンディショナを一つのシステムとして確認します。

蓄電池の容量・メーカー・後付け費用は、積水ハウスの蓄電池を整理した記事で詳しく解説しています。両方を検討する場合は、V2H単独、定置用蓄電池単独、V2H蓄電システムの3案を同じ停電時条件で比較し、対応表の該当型番を見積書へ添付してもらいましょう。

契約前に確認する項目

契約前は、HEMSの品番と世代、分電盤、パワーコンディショナ、蓄電池、V2H、EVの対応車種を一枚の構成表にします。「AiSEG対応」「V2H対応」だけでは、見える化、自動制御、停電時利用の範囲を判断できません。

平常時と停電時も分けて確認します。平常時はEV・蓄電池の充放電優先順位、売電と自家消費を確認します。停電時は給電回路、100V・200V、最大出力、EV不在時の電源、ルーター・HEMSへの給電、復旧操作を確認してください。

①AiSEGの品番・世代、②V2H・蓄電池・パワコンの型番、③EV対応車種、④平常時の充放電制御、⑤停電時の給電範囲、⑥アプリと通信条件、⑦機器・施工・既存住宅の保証、⑧工事込み総額、の順で確認しましょう。

アプリとサービスも世代で異なります。AiSEG2用とAiSEG3用のアプリ、登録、利用料、通信障害時に残る機能を確認します。将来HEMSやパワーコンディショナを交換するとき、蓄電池・V2Hを継続利用できるかも質問しましょう。

口頭説明だけで契約せず、型番、対応機能、除外機能、保証窓口を見積書や仕様書に残してください。契約時と着工前で機器が変わった場合は、価格だけでなく互換性とアプリも再確認しましょう。

まとめ|積水ハウスのHEMSとV2H

積水ハウスのHEMSは、太陽光発電や家庭内消費を見える化し、対応する蓄電池、V2H、給湯器等の制御を支える仕組みです。「終了」という検索語はHEMS全体の終了ではなく、初代AiSEGの生産・旧サーバー終了や、AiSEG2からAiSEG3への世代交代を分けて理解する必要があります。

積水ハウス公式ページはAiSEG2を掲載していますが、パナソニックはAiSEG3を現行製品として展開し、AiSEG2は2026年9月末に生産終了予定です。積水ハウスで実際に選べる世代と型番は、見積もり時点で確認してください。

V2Hと蓄電池の併設可否は機器の組み合わせで変わります。外部V2Hとパナソニック製蓄電池に制限がある一方、eneplatのように連携を前提とする構成もあります。本体価格だけでなく、工事、互換性、停電時の給電範囲、将来交換まで比較しましょう。

よくある質問

Q. 積水ハウスのHEMSは終了したのですか?

HEMS全体が終了したわけではありません。初代AiSEGは生産終了品で、一部の旧サーバーサービスも終了しました。AiSEG2は2026年9月末に生産終了予定で、現行世代はAiSEG3です。

Q. 積水ハウスではAiSEG2とAiSEG3のどちらですか?

積水ハウスのZEH公式ページはAiSEG2を掲載していますが、製造元の現行製品はAiSEG3です。商品・地域・契約時期によって提案が変わる可能性があるため、見積書の品番で確認してください。

Q. 積水ハウスのV2H価格はいくらですか?

全国一律価格は確認できません。オーナー向け資料には本体参考価格143万7,700円(税込)から、工事費別途という例があります。新築では機器構成と工事を含む個別見積もりが必要です。

Q. V2Hと蓄電池は併設できますか?

組み合わせによります。外部V2H機器とパナソニック製蓄電池には併設制限がありますが、eneplatはV2Hと蓄電池の連携を前提とするシステムです。採用型番ごとの対応表で確認してください。

Q. AiSEG3へ変更すればすべての機器をつなげられますか?

すべてではありません。AiSEG3にも対応型番、登録台数、他サービスとの同時制御、V2Hと蓄電池の組み合わせ制限があります。機器ごとの現行対応表を確認してください。

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