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こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。
「タマホームは価格が安い分、性能面はどうなのか」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際には、断熱等性能等級5や耐震等級3など、他社では上位グレードやオプション扱いになりやすい性能が標準仕様に含まれているとされています。
一方で、「標準」という言葉の中身は商品やプラン、契約時期によって変わる部分もあります。今回は宅建士の立場から、タマホームの標準仕様のうち特に構造・断熱・耐震・換気・設備に関わる部分を、公式サイトの情報を中心に整理してお伝えします。
この記事を読むとわかること
- タマホームの構造・断熱・耐震性能の標準仕様
- 断熱等性能等級5・耐震等級3の位置づけと注意点
- 換気システムやキッチン等、設備面の標準仕様
- 標準仕様とオプションの境界線で確認すべきポイント
タマホームの標準仕様|構造・断熱・耐震性能
まずは構造・断熱・耐震という、住宅の基本性能に関わる標準仕様から確認していきます。ここは価格の比較よりも先に見ておきたい部分です。
構造の標準仕様(木造軸組在来工法、耐力面材+剛床工法)

タマホームの主力商品「大安心の家」の構造は、柱と梁を組む「木造軸組在来工法」です。公式サイトの基礎・構造ページによると、独自の木材流通・品質管理システム「タマストラクチャー」を活用しながら、この伝統的な工法をベースにしているとされています。
壁には構造用の耐力面材を、床には24mmの構造用合板を用いる「剛床工法」を標準で採用しているとされます。耐力面材は壁を「面」で支えることで、柱や梁に筋交を入れる一般的な軸組工法よりも、外力を建物全体へ分散させやすい構造だと公式サイトは説明しています。
宅建士としては、構造そのものの工法や部材の種類が標準仕様の範囲でどこまで確保されているかを、坪単価の比較よりも先に確認しておきたいポイントだと考えています。
また、土台にはシロアリを寄せ付けにくいとされるヒノキ材を、柱には強度が安定した集成材を採用しているとされています。外壁材と構造躯体の間に通気層を設け、湿気を外部へ逃がすことで構造体や断熱材の腐食・カビを防ぐ工夫も公式サイトで説明されています。剛床工法による床の一体化は、柱や梁に根太を渡す一般的な根太工法に比べて横からの力に対する強度が2倍になるとされ、基礎のコンクリートも計画供用期間が約65年(JASS5基準)とされています。契約前には、こうした構造部材の樹種やコンクリートの仕様が見積書・仕様書にどこまで明記されているかを確認しておくと安心です。
断熱性能の標準仕様(断熱等性能等級5相当の目安)
タマホームの公式サイトでは、「大安心の家」は壁と天井にグラスウール、床にポリスチレンフォームの断熱材を使用し、断熱等性能等級5をクリアした断熱性・気密性を確保しているとされています。断熱等性能等級5は、国が定める省エネ基準の中でも上位に位置づけられる水準です。
ただし公式サイト自身が「プランや方位、商品仕様によって断熱等性能等級が変更となる場合があります」と注記している通り、全ての建物で一律に同じ等級になるとは限りません。契約前には、実際に建てるプラン・地域での断熱等級の試算値を担当者に確認しておくと安心です。
断熱等性能等級は、住宅の省エネ性能を評価する住宅性能表示制度の指標の一つで、外皮平均熱貫流率(UA値)などをもとに算出されます。等級5は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)で求められる断熱性能の水準に相当するとされ、次世代省エネ基準にあたる等級4よりも高い水準です。UA値の基準は地域区分によって異なり、同じ等級5でも寒冷地と温暖地では求められる数値が変わる点には注意が必要です。契約前には、実際に建てるプランでの断熱等級・UA値の試算書を担当者からもらい、使用する窓(サッシ・ガラス)の仕様まで確認しておくと、体感の暖かさとのズレを防ぎやすくなります。
耐震性能の標準仕様(耐震等級3相当の目安)
耐震性能についても、公式サイトは「大安心の家」が耐震等級の最高等級である「等級3」を標準仕様の範囲で確保しているとしています。数百年に一度発生するとされる地震(阪神淡路大震災クラス)の1.5倍の力でも倒壊・崩壊しないレベルの耐震性を想定した基準です。
タマホームは実大振動実験(震度7クラスの揺れを連続して与える実験)も実施しており、耐震等級3の家が建築基準法ぎりぎりの家と比べて継続使用も可能な水準を維持したと公表しています。
一方で公式サイトには「プランや仕様によっては、耐震等級が変更になる場合があります」との注記もあり、実際の等級はモデルプランでの試算値です。標準仕様としての位置づけと、個別の建物での確定値は別物と理解しておくとよいでしょう。
💰 宅建士マコトより
タマホームの標準仕様を確認しながら、積水ハウスも比較候補に入れているという方もいらっしゃると思います。
断熱・耐震性能の考え方や工法は会社によって異なるため、積水ハウスも比較候補に入れる場合は、紹介ルートの対象条件を確認しておくと選択肢が広がります。
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紹介ルートの対象条件を見る →耐久性・保証内容の標準仕様
基礎は、建物全体を面で支える「ベタ基礎」を標準採用しているとされ、全棟で契約後・着工前に地盤調査を実施するとしています。地盤の強度が不足していると判断された場合は、別途費用で基礎補強工事や地盤改良工事を行う仕組みです。
保証面では、住宅瑕疵担保責任保険に基づく20年保証、地盤保証(20年)、シロアリ保証(20年)が標準の範囲に含まれているとされています。石膏ボードや不燃性の外壁材など、火災時の延焼を抑える建材も標準仕様として採用されているとのことです。
これらの保証・耐久性に関わる項目は、契約書や仕様書に明記される部分でもあります。宅建士としては、口頭の説明だけでなく書面での確認を勧めます。
住宅瑕疵担保責任保険に基づく20年保証は、国土交通大臣の指定を受けた保険法人の提携検査機関による基礎配筋検査・中間検査・防水検査に合格した住宅にのみ付けられる仕組みだと公式サイトは説明しています。20年目以降は、定期点検と有償のメンテナンス工事を続けることを条件に10年ごとの保証延長が可能で、長期優良住宅の認定を受けた建物は最長60年、認定を受けていない建物は最長30年まで延長できるとのことです。なお地盤保証については、タマホームの「保証とサポート」ページでは引き渡し後20年間と明記されている一方、「基礎・構造」ページには10年との記載もあり、ページによって表記が異なっている点は把握しておくとよいでしょう。
長期優良住宅への対応状況
「大安心の家」は、長期優良住宅の認定基準(耐震等級3、断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量等級6等)を、標準仕様の範囲でクリアしているとされています。ただし公式サイトは、実際に認定を受けるには「長期優良住宅建築等計画」の作成・申請が必要で、認定を受けてから着工する流れになり、申請には別途費用がかかると明記しています。
つまり「標準仕様で基準を満たす設計になっている」ことと、「その建物が実際に長期優良住宅として認定されている」ことは、手続き上は別の話です。60年保証などの制度を利用したい場合は、認定取得を前提とした申請スケジュール・費用を事前に確認しておく必要があります。
長期優良住宅の認定制度は2009年6月に施行され、2022年10月に基準が改定された制度です。認定を受けるには、耐震等級3・断熱等性能等級5以上・一次エネルギー消費量等級6など、住宅性能表示制度に基づく複数の基準を同時に満たす必要があるとされています。「大安心の家」はこれらの基準を標準仕様の範囲でクリアしているとのことですが、実際の等級はモデルプラン(2階建て・4LDKなど)による試算値であり、間取りや方位によって変わる可能性がある点は他の性能項目と同様です。60年保証を重視するのであれば、申請費用やスケジュールを含めて早い段階で担当者に確認しておくことをおすすめします。
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設備・換気の標準仕様と検討時の注意点
続いて、キッチンなどの設備面と換気システムの標準仕様を見ていきます。標準でどこまで含まれているかを知っておくと、見積もり内容を確認する際に役立ちます。
キッチン・水回り設備の標準仕様

タマホームの標準キッチンは、クリナップ「ステディア」、リクシル「AS」、EIDAI「ラフィーナ」、タカラスタンダード「グランディア」の中から選べると複数の住宅情報サイトで紹介されています。ただし2026年時点のタマホーム公式サイト(設備仕様ページ)で社名まで明記されているのはリクシル・EIDAI・タカラスタンダードの3社で、クリナップについては公式ページ上では確認できていません。素材や特徴が異なる複数メーカーから標準の範囲で選べる点は、選択の幅が広い部分といえそうです。
浴室・トイレ・洗面台についても、複数メーカーの中から標準仕様の範囲で選べる仕組みが用意されているとされています。ただしグレードや型番によっては標準の範囲を超えてオプション扱いになるケースもあるため、ショールームで実際の仕様書と照らし合わせて確認することをおすすめします。
公式サイトの設備仕様ページによると、標準仕様には汚れにくいステンレスエコキャビネットや、水の力で汚れを排水口へ流す機能を備えたシンクなどが含まれているとされています。さらに、ビルトイン浄水器やハンドシャワー水栓なども標準の範囲に含まれる一方、カップボード収納・キッチン収納・2ヵ所目トイレについては、いずれか1つを選ぶ形式になっている点も押さえておきたいポイントです。
換気システムの標準仕様

換気については、タマホームの公式サイトが「全熱交換型全館セントラル24時間換気システム」を標準装備としています。室内の汚れた空気を排出しながら新鮮な外気を取り込み、2時間に1回のペースで家中の空気を入れ替えるとされる仕組みです。
このシステムは、排出する空気と取り込む空気の熱を交換しながら換気する方式で、外気に含まれるPM2.5や花粉をフィルターで抑える機能も備えているとされています。冷暖房のランニングコストを抑えられる点も、公式サイトが挙げているメリットの一つです。
全熱交換型の換気は、排出する空気が持つ温度・湿度のエネルギーを、新しく取り込む外気に伝えてから室内に取り入れる仕組みで、給気・排気の両方を機械で行うタイプの換気方式にあたります。自然給気に頼る方式に比べて外気温の影響を受けにくく、冷暖房負荷を抑えやすいとされる点が特徴です。公式サイトによれば1邸ごとに換気システムを設計するとされており、フィルターはPM2.5や花粉・黄砂を抑える仕様とのことです。ただしフィルターの交換や本体のメンテナンス費用は入居後にかかる継続コストのため、標準仕様に含まれる保守内容と、別途費用が発生する範囲を契約前に確認しておくと安心です。
標準仕様とオプションの境界線
ここまで見てきた通り、タマホームの標準仕様は断熱・耐震・換気といった基本性能の面でかなり手厚い内容になっているとされています。一方で、キッチン・浴室などの設備は「標準の範囲内で選べるグレード」と「標準を超えるオプショングレード」が混在しているため、見積書の内訳を確認しないと総額が想定より膨らむことがあります。
宅建士としては、契約前の打ち合わせで各項目が標準仕様のどのグレードに該当するかを一つずつ確認し、口頭の説明だけでなく仕様書・見積書に明記してもらうことを勧めます。長期優良住宅の認定取得を希望する場合も、申請費用やスケジュールが総額に影響するため、早い段階で担当者に意向を伝えておくとよいでしょう。
契約前に確認しておきたいポイントとして、キッチン・浴室・トイレの型番とグレードが仕様書に明記されているか、断熱材や外壁材の種類・グレードが標準の範囲内かどうか、長期優良住宅の認定を希望する場合の申請費用とスケジュールが見積りに含まれているか、といった項目が挙げられます。口頭説明だけで済ませず、これらを仕様書・見積書の記載と一つずつ照らし合わせることをおすすめします。積水ハウスなど他社を比較検討している場合も、標準仕様とオプションの線引きは会社によって異なるため、坪単価だけでなく「標準でどこまで含まれているか」を横並びで確認する視点が欠かせません。
よくある質問
Q. タマホームの標準仕様で断熱等級はいくつですか?
公式サイトによると、主力商品「大安心の家」は断熱等性能等級5をクリアした断熱性能を標準の範囲で確保しているとされています。ただしプランや方位、商品仕様によって数値が変わる場合があるため、実際に建てるプランでの試算値を担当者に確認することをおすすめします。
Q. タマホームの耐震等級は標準でいくつですか?
「大安心の家」は、耐震等級の最高等級である等級3を標準仕様の範囲で確保しているとされています。ただし耐震等級はプランや仕様によって変わる場合があるため、こちらも建物ごとの試算値の確認が必要です。
Q. タマホームは標準仕様のままで長期優良住宅になりますか?
標準仕様は長期優良住宅の認定基準を満たす設計になっているとされていますが、実際に認定を受けるには別途申請が必要で、認定を受けてから着工する流れになります。申請費用もかかるため、認定取得を希望する場合は早めに担当者へ相談することをおすすめします。
Q. タマホームの標準キッチンはどのメーカーを選べますか?
クリナップ・リクシル・EIDAI・タカラスタンダードの4メーカーから選べると複数の住宅情報サイトで紹介されていますが、公式サイトで社名まで明記されているのはリクシル・EIDAI・タカラスタンダードの3社です。素材や機能性に違いがあるため、ショールームで実物を確認しながら選ぶとよいでしょう。
Q. タマホームの標準仕様と積水ハウスの標準仕様はどう違いますか?
両社とも断熱・耐震性能を標準で高い水準に設定していますが、採用している工法や断熱材、換気システムの名称・仕組みは異なります。積水ハウスの標準仕様の記事の確認項目も参考に、坪単価だけでなく設備の型番・性能値・工事範囲まで並べて比較することをおすすめします。
まとめ|タマホームの標準仕様
タマホームの標準仕様は、断熱等性能等級5・耐震等級3といった基本性能の面で、他社ではオプション扱いになりやすい水準を確保しているとされています。換気システムやキッチン等の設備面でも、標準の範囲でしっかりとした内容が用意されている印象です。
一方で、標準仕様の数値はプランや仕様によって変わる場合があり、長期優良住宅の認定も別途申請が必要になるなど、「標準」という言葉の中身をそのまま鵜呑みにしない姿勢も大切です。積水ハウスなど他社と比較検討する場合も、坪単価だけでなく性能値・工事範囲を並べて確認することをおすすめします。
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