こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。

「積水ハウスって基礎断熱なの?床断熱なの?」「断熱等級6って標準でとれるの?」「基礎断熱にするとシロアリが心配…」。この3つ、全部この記事でまとめて解消します。積水ハウスの床構造・断熱性能・断熱材の種類から、基礎断熱が本当に必要かどうかの判断軸まで、宅建士の視点で整理しました。

先に結論をお伝えすると、積水ハウスの標準は床下断熱ベースです。断熱等級は地域によって等級5〜6への標準対応が可能で、鉄骨系では「ぐるりん断熱」という独自工法を採用しています。基礎断熱はオプションまたは条件付きで選べる仕様で、「必要かどうか」は寒さへのこだわり・予算・メンテナンスの許容度次第です。

この記事を読むとわかること

  • 積水ハウスの鉄骨・木造で基礎断熱は標準かオプションかがわかる
  • 断熱等級6・UA値・ぐるりん断熱の断熱材種類(最新仕様)がわかる
  • シロアリ・湿気・コスト・床暖房まで含めた採用判断の軸が見えてくる
  • 展示場前に担当者へ聞くべき具体的な確認事項がわかる

積水ハウスの基礎断熱と床構造の全体像

まず土台として、積水ハウスの床構造・断熱ライン・断熱等級・断熱材の全体像を整理します。ここを押さえておくと、展示場での打ち合わせで話がかなり噛み合いやすくなりますよ。

積水ハウスの床構造と断熱ラインの考え方

基礎断熱と床断熱の断熱ラインの違いを示すイメージ

積水ハウスの基礎構造は、鉄骨・木造(シャーウッド)ともに布基礎が基本です。床下の断熱方法は「断熱ラインをどこに引くか」で大きく2つに分かれます。

床下断熱(床断熱)は、1階の床直下に断熱材を施工して、床下を外気に近い状態で管理する方式です。床下換気口を設けて床下の通気を確保するのが前提で、積水ハウスの標準仕様はこちらの考え方ベースです。鉄骨系では床下にポリスチレンフォームを配置し、断熱ラインを床面に取ります。

基礎断熱は、基礎(コンクリートの立ち上がり)の内側または外側に断熱材を施工して、床下を室内と同じ熱的空間として扱う方式です。床下が室内側と繋がるため底冷えが起きにくくなる一方、換気・湿気・防蟻の管理が大きく変わります。

積水ハウスの鉄骨系では、「ぐるりん断熱」という独自工法を軽量鉄骨全商品の標準として採用しています。外壁にグラスウール・屋根に高性能グラスウール・天井にロックウール・床下にポリスチレンフォームという複数の断熱材を部位別に使い分け、建物全体を断熱材で囲む設計です。鉄骨の熱橋(ヒートブリッジ)を抑える工夫も含まれており、断熱ラインの連続性を重視した考え方が特徴です。

シャーウッド(木造)は地域に応じた断熱仕様が設定されており、北海道など寒冷地では断熱材の厚みが増す設計になっています。木造での基礎断熱への変更はシャーウッドの構造上難しいケースもあるため、検討する場合は担当者への確認が必要です。積水ハウスの床構造の断熱性能を他社と詳しく比較したい方は積水ハウスと一条工務店の断熱性能比較記事も参考になります。

打ち合わせでは「断熱ラインの断面図を見せてください」とお願いするのがおすすめです。図で確認すると、床下がどちら側の熱的空間として扱われているのかが一気に理解しやすくなります。積水ハウスは「積水ハウス=基礎断熱の会社」と単純に整理しにくい会社で、鉄骨と木造で考え方に幅があります。「基礎断熱かどうか」だけを確認して終わると、設計全体を見落としやすいので注意しましょう。

ここだけは確認してください:担当者に「自分のプランで断熱ラインはどこに取っていますか?床下断熱と基礎断熱のどちらになりますか?」と聞いてみましょう。図面や仕様書で確認することが判断の出発点です。

基礎断熱のメリットと向いている人

基礎断熱のいちばん分かりやすいメリットは、足元の冷たさがやわらぎやすい点です。床下を熱的に室内側へ取り込む考え方なので、冬場に床表面が外気の影響で冷え込みにくくなります。朝のキッチン・洗面所・脱衣所で感じるヒヤッとした感じが気になる方には、体感しやすいメリットです。

寒冷地で特に注目されるメリットとして、床下配管の凍結リスク軽減があります。床下を室内側に近い温度環境にすることで、厳冬期でも配管が外気に直接さらされる状況を減らせます。私は北海道に住んでいて、冬の配管トラブルがどれだけ深刻かよく分かるのですが、この点は寒冷地の方にとって特に評価しやすいメリットです。

もうひとつの利点は、気密・断熱ラインを連続させやすいことです。床下断熱では壁と床の取り合い部分で気流止めや細かな納まりが必要になりますが、基礎断熱では床下も室内側として扱うため、設計上の気密確保がしやすい場面があります。高気密・高断熱志向の方にとって、考え方として納得しやすいケースがあります。

基礎断熱が向いている人の傾向:寒冷地在住・足元の冷えに敏感・朝晩の底冷えが辛い・床暖房なしでも足元を快適にしたい・配管凍結リスクを下げたい、これらが当てはまる方は検討優先度が上がります。「目的が明確かどうか」が最も大事な判断軸です。

ただし、積水ハウスは標準の床下断熱でも底冷え対策を意識した設計になっています。基礎断熱は「標準構成では不安が残る明確な理由がある場合」に検討優先度が上がる、とイメージするとわかりやすいです。寒冷地・床冷えへのストレスが大きい・大開口や吹き抜けを積極的に取り入れる予定がある、こうした条件が重なるなら採用の価値は十分あります。逆に、標準構成で十分快適に暮らせる可能性が高いなら、窓性能や暖房計画への投資を優先するほうが費用対効果は高まりやすいです。

ここだけは確認してください:積水ハウスの標準仕様で「床下の冷えはどう対策されていますか?」と聞いてみましょう。その回答を聞いてから、基礎断熱への変更が本当に必要かどうかを判断する順番が賢いです。

基礎断熱のデメリットと採用の注意点

基礎断熱にはメリットがある一方で、見落としやすいデメリットもあります。まず大きいのが、床下を室内側空間として管理する前提になることです。床下断熱なら床下は比較的外部に近い発想で扱えますが、基礎断熱では床下の温湿度も住まい全体の環境設計に含まれます。換気や湿気の考え方をセットで理解していないと、においやカビへの不安につながりやすいです。

次に気をつけたいのがシロアリリスクです。特に木造で基礎断熱を検討する場合、断熱材の位置や施工方法によっては蟻道の発見がしにくくなるケースがあります。基礎内断熱(基礎の内側に断熱材)はシロアリリスクが比較的低めですが断熱効果がやや下がる傾向があります。基礎外断熱は断熱性が高い反面、シロアリの侵入経路になりやすいため、防蟻処理と定期点検の計画が特に重要です。

コスト面でも見逃せません。基礎断熱が標準に含まれるのか、オプション扱いなのかは、商品・地域・時期・提案内容によって変わる可能性があります。玄関土間まわり・ユニットバス下・防蟻処理など周辺仕様にも影響するため、単純な一項目の追加費用として見えないことがあります。ネットの口コミだけで判断せず、必ず個別見積で確認してください。

また、メンテナンス性の低下も考慮が必要です。床下が室内側の環境になるということは、将来の異常(シロアリ・配管・カビなど)に気づくまでのリードタイムが長くなるケースがあります。異変を早めに発見したい方には、点検口の位置と床下の見えやすさを事前にしっかり確認することをおすすめします。

向いていない人の傾向:コスト優先で予算配分を慎重にしたい・温暖地域で寒さの悩みが小さい・シロアリへの不安が強くメンテナンス性を重視したい・標準の床下断熱で十分納得できそう、といった方は無理に基礎断熱へ振らなくていい場合があります。費用・メンテナンス・シロアリ・湿気、この4点に対して自分がどこまで許容できるかを先に整理してから判断することが大切です。

ここだけは確認してください:「費用・メンテナンス・シロアリ・湿気」この4点それぞれに自分がどこまで対応できるかを整理してから基礎断熱の採否を判断してください。その順番で考えると、後悔しにくい結論が出やすいです。

寒いと感じる原因と対策

大開口の窓と暖房計画による寒さの違いを考えるイメージ

積水ハウスの家で「寒い」と感じる原因を基礎断熱の有無だけに絞って考えるのは少し危険です。実際には窓の大きさや方角、吹き抜けの有無、玄関まわりの断熱計画、鉄骨特有の熱橋対策、暖房機器の配置など、複数の要素が重なって体感が決まります。ここ、意外と見落としやすいですよね。

たとえば大開口のリビングは積水ハウスの魅力のひとつですが、窓際の表面温度が下がると冷輻射の影響を受けやすくなります。床そのものはそれほど冷えていなくても、部屋全体が寒く感じることがあります。吹き抜けがある場合も、暖かい空気が上にたまりやすく、足元だけ寒いと感じることがあります。「基礎断熱じゃないから寒い」と結論づけると、本当の原因を見誤るかもしれません。

対策としては、まず窓性能と暖房計画の確認が先です。どの等級の窓を採用するのか、方角ごとの日射取得・遮蔽をどう考えるのか、床暖房・エアコン・全館空調をどう組み合わせるのかを詰めるだけでも、体感はかなり変わります。積水ハウスは超高断熱アルミ樹脂複合サッシを採用しており、一般のアルミ樹脂複合サッシの約1.4倍の断熱性能を実現しています(公式情報)。窓の選び方は床下断熱の方式よりも体感に直結することがありますよ。

打ち合わせで寒さの不安を減らしたいなら、「床が冷たい不安」と「部屋全体が寒い不安」を分けて考えると整理しやすいです。床の冷たさなら床下の断熱方式が効く可能性がありますが、部屋全体の寒さは窓の熱損失や暖房方式の影響が大きいです。対策は「弱点部位」から優先するのが基本で、大開口が多いなら窓、吹き抜けがあるなら空気の循環、玄関や洗面所が寒そうなら部分的な断熱や暖房計画、といった具合です。積水ハウスで寒さに関して後悔した事例については積水ハウスは寒いという評判と断熱性能を解説した記事もあわせて参考にしてください。

寒さ対策の優先順位:「窓・間取り・暖房計画」→「断熱方式の再確認」の順番が基本です。積水ハウスは大空間・大開口を得意とするぶん、床下だけを強化しても窓や空間計画が弱いと期待した体感になりません。

ここだけは確認してください:「このプランで冬にいちばん温度が下がりやすい場所はどこですか」と担当者に聞いてみましょう。弱点が明確になれば、そこへの対策を優先するほうが費用対効果が高いです。

積水ハウスの断熱等級と断熱材の種類

基礎断熱を採用すべきかの判断を始める前に、積水ハウスの断熱等級と断熱材の全体像を把握しておくことをおすすめします。ここを理解してから個別の仕様を判断すると、担当者との話がグッと具体的になりますよ。

断熱等級6の標準対応と省エネ基準の動向

2026年時点の情報として、積水ハウスは最高で断熱等級6への対応が可能です(公式サイト確認)。地域5〜7(一般地・温暖地)では等級6仕様が標準的に提供されており、特別な追加費用なく対応できるとされています。断熱等級6は UA値(外皮平均熱貫流率)が概ね0.46W/㎡K以下(6地域の目安)となる水準です。

省エネ基準の最新動向も押さえておくと判断しやすいです。2025年4月から省エネ基準(断熱等級4相当)が全新築住宅で義務化されています。今後2030年には断熱等級5が最低基準になる見込みで、積水ハウスは現時点で等級6対応が可能な水準にあるため、将来の基準改正に対しても備えやすい設計といえます。

積水ハウスの新築戸建住宅におけるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)比率は96%(2024年度実績)を達成しており、累計ZEH販売棟数は89,352棟(2025年3月末時点)にのぼります(公式サイト)。断熱性能と省エネ設計の実績という面では業界内でも高い水準にあります。

断熱等級7(UA値0.26程度・最高水準)へのグレードアップは、追加費用が70万〜100万円前後かかるケースがあるとされています(あくまで一般的な目安です。正確な費用は個別見積でご確認ください)。等級6→7への追加でどれだけ体感が変わるかは、地域・窓仕様・間取りによって差が出るため、担当者にシミュレーションを求めるのが確実です。

断熱等級の目安(参考値):等級4が省エネ基準義務化水準、等級5がZEH水準(UA値0.60程度)、等級6が高水準(UA値0.46程度・6地域基準)、等級7が最高水準(UA値0.26程度)。数値は地域区分・商品により異なります。正確な数値は担当者か公式サイトで必ずご確認ください。

ここだけは確認してください:「このプランの断熱等級はいくつですか」「UA値は標準仕様でいくつですか」「断熱等級6と7の違いはいくらかかりますか」。この3点を担当者に確認するだけで、断熱性能の全体像が見えてきます。

積水ハウスの断熱材の種類と厚み

積水ハウスは部位によって断熱材を使い分けています。鉄骨系の「ぐるりん断熱」の一般的な構成として、外壁にはグラスウール・屋根には高性能グラスウール・天井にはロックウール・床下にはポリスチレンフォーム・基礎にはネオマフォームが配置されることがあります(商品・地域・時期により異なります)。

グラスウールとロックウールはともに無機質繊維系断熱材で、万が一の火災時にも有毒ガスが発生しないという安全性があります。ロックウールは水・湿気に強く断熱効果を長期維持しやすく、グラスウールは軽量で施工しやすい半面、湿気対策として防湿処理が重要です。ネオマフォームは高性能な発泡プラスチック系断熱材で、薄くても高い断熱性を発揮します。基礎にネオマフォームを使う構成は基礎断熱的な発想に近く、床下の熱環境管理にも寄与します。

シャーウッド(木造)の断熱材仕様は鉄骨系と異なります。木造では「ぐるりん断熱」の工法ではなく、別の断熱構成が採用されます。北海道など寒冷地では断熱材の厚みが増す設計になっており、「ぐるりん断熱は鉄骨系の工法」と覚えておくとわかりやすいです。木造で検討している方は、鉄骨系の情報をそのまま適用しないよう注意してください。

断熱材の仕様は商品・地域・時期によって変わる場合があります。カタログや口コミの数値をそのまま信用せず、「自分の検討プランでの断熱材の種類・厚みはどうなりますか」と担当者に確認することをおすすめします。

積水ハウスの基礎断熱で後悔しない選び方

土台の知識を押さえたところで、実際に基礎断熱を採用するかどうかの判断基準を整理します。シロアリ・床暖房・湿気・コストなど、後悔しやすい論点をまとめて見ていきます。あなたの優先順位と照らし合わせながら読んでみてください。

シロアリ対策と点検性の注意点

床下点検とシロアリ対策の重要性を表すイメージ

基礎断熱を語るときに外せないのが、シロアリ対策と点検性です。ここは不安に感じる方が多いですよね。特に木造住宅では、断熱材の位置や施工方法によって、シロアリの侵入経路や蟻道の発見しやすさに差が出ることがあります。基礎断熱そのものが悪いわけではありませんが、どう防ぐか・どう見つけるかをセットで考えないといけません

一般的には、防蟻性能のある材料を使う・土壌処理を適切に行う・基礎の取り合い部の納まりを明確にする・定期点検しやすい計画にする、といった対策の積み上げが大切です。特に基礎内側断熱では、外側から見て異常がわかりにくいケースもあるため、断熱材の仕様だけでなく、点検口の位置・床下の見通し・将来のメンテナンス体制まで確認しておくと安心です。

積水ハウスで検討する場合、構造が鉄骨か木造かで考え方は変わります。木造のシャーウッドでは防蟻や点検性の説明をより丁寧に確認したいですし、鉄骨でも床下環境の管理や断熱材まわりの納まりは確認対象です。担当者には、「どんな防蟻処理を前提にしているか」「再処理や点検の考え方はどうか」「床下で見えにくくなる部分はどこか」を具体的に聞くのがおすすめです。

点検口の数・位置・床下への立ち入りやすさは、言葉より図面で確認したほうが確実です。将来の異変は「気づけるかどうか」が本当に大事で、見つけやすさは長期的な住宅の維持管理にも影響します。

シロアリ対策は地域性にも影響されますし、施工時の納まりや維持管理によっても違いが出ます。最終的な判断は、防蟻処理やメンテナンスに詳しい担当者・専門家に相談したうえで決めるのが安全です。

ここだけは確認してください:シロアリ対策は仕様書の材料名だけで安心せず、「点検・再処理の運用と費用・保証の扱い」まで含めて把握しておきましょう。そこまで確認すると基礎断熱の採用判断がグッと現実的になります。

床暖房との相性と必要性

基礎断熱を検討している方の中には、「基礎断熱にすれば床暖房は要らなくなるのか」と気になる方も多いです。結論からいうと、基礎断熱と床暖房は別の役割として考えたほうがわかりやすいです。

基礎断熱は床下側からの冷えを抑えやすくする考え方ですが、床暖房は床表面そのものを積極的に温める設備です。同じ「足元の快適性」に関わりますが、効き方は違います。基礎断熱でマイナスを減らし、床暖房でプラスを足すイメージです。大きな窓が多いLDKでは、床がそれほど冷えていなくても窓際の冷気感で寒く感じることがあります。この場合、基礎断熱だけで「暖かい部屋」を保証するのは難しいです。

床暖房の要否は「絶対に必要」か「完全に不要」かで考えないほうがいいと思います。在宅時間が長い・裸足で過ごす習慣がある・赤ちゃんや小さなお子さんがいる・冬の起床時間が早い、こうした暮らし方なら床暖房の価値は上がりやすいです。逆に、日中は不在が多く短時間でエアコン暖房を効かせるスタイルなら、必須ではないかもしれません。設備の優劣ではなく、あなたの生活と相性が良いかで判断するのが自然です。

床暖房の種類(電気式・温水式)によって導入コストやランニングコストの考え方も変わってきます。正確な費用は建物規模・設置エリア・熱源機器の選択などで大きく変わるため、担当者に見積を取るのが確実です。より詳しく床暖房について検討したい方は積水ハウスの床暖房について解説した記事もあわせて読んでみてください。

ここだけは確認してください:「床暖房を入れた場合と入れない場合で、冬の体感温度にどう違いが出ますか」と担当者に聞いてみましょう。根拠ある回答が得られると、採用判断がしやすくなります。

湿気や結露リスクの考え方

基礎断熱で見落としやすいのが、湿気や結露リスクの考え方です。床下を室内側に取り込むということは、外気で自然に乾く前提ではなくなるということでもあります。床下も温湿度の管理対象になるわけです。ここを理解していないと、「暖かくなるはずなのに、なんとなくにおいが気になる」「床下のカビが不安」といったズレが起こりやすいです。

特に竣工直後からしばらくは、建物に含まれる水分や生活による湿気の影響もあり、床下の湿度が高めに出ることがあります。だからこそ、基礎断熱を採用するなら、換気の考え方・床下への空気の流れ・生活時の加湿のしかたまで含めて理解しておくことが大切です。

適切な換気計画や除湿の考え方があれば、過度に不安になる必要はありません。冬に強い加湿をする・換気を止めがち・洗濯物の室内干しが多い、といった暮らし方は床下環境にも影響する可能性がある点を、担当者と事前に話しておくと安心です。積水ハウスも断熱だけでなく、通気や湿気対策を住まいの耐久性とセットで考える姿勢を打ち出しています。

湿気は健康や住宅の耐久性に直結するテーマです。担当者には「床下の湿気をどうコントロールする設計なのか」「床下が高湿になりやすいタイミングはあるのか」「点検時にどこを見ればよいのか」を確認しておくと安心です。数値やリスクの感じ方は地域や住まい方で変わるため、一般論だけで判断せず、あなたの暮らし方を伝えたうえで確認してみてください。

ここだけは確認してください:換気の方式・床下との空気のつながり・結露しやすい部位の有無・点検のしやすさ、これらを住み始めてからも把握しておけると安心です。特に健康や耐久性に関わる部分なので、慎重に確認しておきたいところです。

コストと標準仕様の違い

基礎断熱と窓強化や暖房設備の優先順位を考えるイメージ

基礎断熱を検討するとき、最後に避けて通れないのがコストと標準仕様の違いです。積水ハウスは仕様の選択肢が広いので、どこまでが標準で、どこからが追加なのかを見積で確認することがとても重要です。「基礎断熱は当然ついているはず」と考えるのはおすすめしません。

基礎断熱は、断熱方式そのものの変更だけでなく、玄関土間まわり・ユニットバス下・基礎の納まり・防蟻処理・点検計画など、周辺仕様にも影響しやすいです。費用の差は構造や建物規模によりますが、数十万円単位で変わることがあるといわれています(あくまで一般的な目安です。正確な金額は個別見積でご確認ください)。

コストの使い方として、基礎断熱に予算を回すより、窓仕様の強化や暖房計画の改善のほうが体感につながることもあります。逆に、寒さや床冷えに対する不安がかなり強いなら、基礎断熱の価値が上がります。大切なのは、何がいくらかかるかだけでなく、その費用があなたの不満解消にどれだけ効くかです

費用をかける候補 見極めたいポイント
基礎断熱 床冷えや配管環境の改善にどれだけ効くか
窓仕様の強化 冷気感や熱損失の抑制に直結しやすいか
暖房設備の充実 体感温度の安定や上下温度差の解消に有効か
部分的な断熱補強 玄関・水回りなど弱点部位の改善に効くか

見積の読み方に不安がある方は、積水ハウスの見積もりの読み方を解説した記事坪単価と総額の目安をまとめた記事もあわせて参考にしてください。

ここだけは確認してください:「基礎断熱にした場合の追加費用はいくらですか」「その費用と窓仕様強化の費用とではどちらが体感改善に効きますか」。この2点を聞くだけで予算配分の判断がかなり具体的になります。

💰 宅建士マコトより

基礎断熱やオプション費用が気になっている方へ。積水ハウスの建物価格全体を抑えることができれば、断熱仕様のグレードアップ費用の負担も実質的に軽くなります。

オーナー紹介ルート経由なら建物価格の3%以上の割引が期待できます。例えば、3000万円なら約90万円、4000万円なら約120万円の割引が期待できるため、基礎断熱への追加費用も実質的に軽減できる可能性があります。

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積水ハウスの基礎断熱の判断まとめ

積水ハウスの基礎断熱をどう考えるか。私の結論としては、基礎断熱が優れているかどうかではなく、あなたの条件で必要性があるかどうかで判断するのがいちばん失敗しにくいです。断熱等級・UA値・窓・暖房計画・湿気・点検性・予算まで含めた総合設計で考えることが大切で、床下の断熱方式だけを切り取って評価するのは情報が欠けます。

もしあなたが、寒さや床冷えをかなり重視していて、床下を室内側に取り込む意味が明確にあるなら、基礎断熱は十分検討に値します。いっぽうで、コストやメンテナンス性を優先したい・温暖地域で寒さの悩みが小さい・標準の床下断熱で十分納得できそうという場合は、無理に基礎断熱へ振らなくてもよい可能性があります。

実際の打ち合わせでは、まず標準仕様でどの断熱等級・UA値を狙っているのかを確認し、窓性能や暖房計画との整合を見てください。そのうえで基礎断熱にした場合に何がどれだけ改善するのか、逆に湿気・シロアリ・点検性・コストにはどんな影響があるのかを比較すると、判断がかなりクリアになります。展示場に行く前に、展示場で確認すべき注意点をまとめた記事もあわせて読んでおくと、打ち合わせの質がぐっと上がりますよ。

住宅性能に関する話は、地域条件・商品仕様・時期によっても変わる可能性があります。数値や費用はあくまで一般的な目安として受け止め、正確な情報は積水ハウスの公式サイトをご確認ください。最終的な判断は、積水ハウスの担当者や温熱・防蟻・メンテナンスに詳しい専門家にご相談ください。

断熱仕様は住んでからの快適さに直結します。こだわるほど費用も上がるので、契約前なら建物価格の3%以上の割引が期待できる紹介制度もあわせて検討すると、断熱にお金を回しやすくなります。

よくある質問

Q. 積水ハウスの床構造と床下断熱の標準仕様はどうなっていますか?

積水ハウスの基礎構造は鉄骨・木造ともに布基礎が基本で、断熱の標準仕様は床下断熱(床断熱)ベースです。鉄骨系では「ぐるりん断熱」を全軽量鉄骨商品の標準として採用しており、床下にはポリスチレンフォームが配置されます。基礎断熱はオプション扱いか、商品・構造・地域によって採用できる仕様となっています。自分の検討プランで基礎断熱が選択できるかどうかは担当者への確認が必要です。

Q. 積水ハウスの断熱等級は何等級ですか?断熱性能はどのくらいですか?

2026年時点では、最高で断熱等級6への対応が可能とされています(公式確認)。地域5〜7(一般地)では等級6仕様が標準的に提供されており、特別な追加費用なく対応できるとされています。断熱等級6はUA値0.46W/㎡K以下(6地域目安)の水準です。ただし、等級は商品・地域・窓仕様などによって変わるため、自分のプランでの等級・UA値を担当者に確認することをおすすめします。

Q. 積水ハウスの断熱材の種類(ぐるりん断熱)はどうなっていますか?

積水ハウスの鉄骨系「ぐるりん断熱」は、外壁にグラスウール・屋根に高性能グラスウール・天井にロックウール・床下にポリスチレンフォーム・基礎にネオマフォームという構成が採用されることがあります(商品・地域・時期により異なります)。ぐるりん断熱は軽量鉄骨全商品の標準仕様です。木造(シャーウッド)は鉄骨系とは別の仕様になるため、担当者に確認してください。

Q. 積水ハウスの基礎断熱にするとシロアリリスクは高まりますか?

基礎断熱の施工方法によってリスクの度合いは変わります。特に木造で基礎外断熱を採用する場合は、断熱材がシロアリの蟻道になりやすく、発見も遅れがちになる場合があります。適切な防蟻処理と定期点検を前提とした計画を組めばリスク管理は可能ですが、「どう防ぐか・どう見つけるか」をセットで担当者に確認することが重要です。

Q. 積水ハウスで基礎断熱にすると費用はどのくらい変わりますか?

床下断熱との比較で、基礎断熱は施工コストが高くなる傾向があります。費用の差は構造・建物規模・採用する仕様により異なりますが、数十万円単位で変わることがあるといわれています(あくまで一般的な目安です)。基礎断熱だけでなく、周辺仕様(防蟻処理・玄関土間・ユニットバス下など)も影響するため、必ず個別見積で確認してください。

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