こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。

大和ハウスを調べていると、「xevoΣ」や「GranWood」だけでなく「xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)」という商品名を見かけて、何が違うのか迷う方もいるのではないでしょうか。ネット上の坪単価情報も商品ごとに幅があり、木造ラインだけでも複数あるため、対象を整理してから検討する必要があります。

この記事では、xevo BeWoodの位置づけ、構造・断熱の特徴、坪単価と総額の目安、xevoΣ・GranWoodとの違い、後悔しないための確認ポイントまで、宅建士の中立的な視点で整理します。

この記事を読むとわかること

  • xevo BeWoodの位置づけと商品構成
  • 構造・断熱・外壁の特徴
  • 坪単価と総額の目安
  • xevoΣ・GranWoodとの違いと選び方

大和ハウスxevo BeWoodの特徴

xevo BeWoodは、大和ハウスの木造注文住宅の中で、上位ラインのGranWoodが培ってきた基本性能を受け継ぎながら、仕様を合理化してコストパフォーマンスを追求した商品です。木の質感を生かしたい人が、価格の分かりやすさも重視する場合に比較対象になりやすい商品です。

ここだけは確認してください。「xevo」という名称は鉄骨・木造の複数商品にまたがって使われているため、BeWood単独の特徴なのか、xevoシリーズ全体に共通する特徴なのかを、商品一覧や見積書の表記で確認しながら読み進めてください。

xevo BeWoodとは何か

シンプルな造形とタイル・塗り壁の質感を生かした木造住宅の外観イメージ

xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)は、大和ハウスが木造の商品ラインとして案内している平屋・2階建ての注文住宅です。公式サイトでは「らしく、美しく、暮らそう。」というコンセプトのもと、シンプルな造形と質感を追求した外観デザイン、木の温もりを生かした内部空間、地震への強さと長期保証を組み合わせた商品として紹介されています。

大和ハウスの木造ラインには、上位モデルのGranWood(グランウッド)、都市部・平屋向けの派生ライン、そしてBeWoodがあります。BeWoodはGranWoodの構造・断熱の考え方を土台にしつつ、仕様の選択肢や間取りの自由度を一定の範囲にまとめることで、坪単価を抑えやすくした位置づけと案内されています。木造の質感を求めつつ、価格の見通しを立てやすくしたい人が比較しやすい商品です。

商品名だけで判断すると、GranWoodとの違いが分かりにくいことがあります。カタログや見積書に記載された商品名・仕様グレードを突き合わせ、自宅のプランがどちらの商品として提案されているかを確認してください。

尺モジュールと構造用集成材

xevo BeWoodは、910mmを基準とする尺モジュールを基本としているとされています。尺モジュールは廊下・階段・水回りなどの部材や建具が流通しやすく、間取りの検討や増改築時の対応がしやすいとされる寸法体系です。ただし、実際に採用できるモジュールや部材のバリエーションは商品グレードや地域によって異なる場合があるため、設計担当者に自宅プランでの取り扱いを確認してください。

構造面では、大和ハウス独自の構造計算システム「Farmotec(ファルモテック)」により、一邸ごとに緻密な構造計算を行う「邸別構造解析」が採用されています。柱・梁には強度のばらつきが少ない構造用集成材を使い、接合部には金物を用いることで、木材を切り欠く従来工法よりも断面欠損を抑え、木の強さを生かした構造を実現するとされています。

構造材の樹種については、ホワイトウッドなど欧州材の集成材が中心的に使われているとされています。無垢材と異なり、集成材は指定した強度になるよう木材を組み合わせて製品化するため、品質のばらつきを抑えやすいという特徴があります。樹種や産地による違いが気になる場合は、使用部材の仕様書を見せてもらい、担当者に確認するとよいでしょう。

この構造計算により、天井高は最大2m90cm(折り上げ部)まで、開口幅は柱の中心から中心で最大7m28cm程度まで対応するとされていますが、間取りや建設地、建築基準法などの条件により対応できない場合があります。リビング階の天井高は2m60cmと2m40cmから選ぶ形が基本とされているため、xevoΣの2m72cmとは考え方が異なる点も押さえておきたいところです。

宅建士の判断軸:モジュールや構造材の名称だけでなく、自宅プランでの天井高・開口幅・使用部材が図面と仕様書にどう反映されるかを確認してください。

遮熱外張り断熱通気外壁と断熱性能

遮熱外張り断熱通気外壁の構造と輻射熱を跳ね返す仕組みを示す断面イメージ

xevo BeWoodの断熱の考え方は「遮熱外張り断熱通気外壁」と呼ばれています。柱と柱の間に断熱材を入れる従来の充填断熱だけでなく、構造体を外側から断熱材で覆う外張り断熱に、太陽光による輻射熱を跳ね返す遮熱技術を組み合わせているとされています。熱の伝わり方のうち約75%を占めるとされる輻射熱に着目し、遮熱透湿防水シートで跳ね返すことで、室内側の壁面温度を最大2℃程度下げる効果があるとされています(数値は商品・プランにより異なるとされています)。

断熱等級については、ZEH水準の等級5を上回る断熱等性能等級6が標準仕様とされていますが、間取りや仕様によって基準を満たさない場合があるとの注記もあります。地域区分によって求められるUA値の基準は異なるため、自宅プランの性能計算書で地域区分・UA値・窓仕様を確認することが欠かせません。

外壁については、GranWood-BOITH工法と呼ばれるシームレス仕様が案内されており、外壁のクラックを抑えつつ、継ぎ目のない仕上げとして塗り壁やタイル貼りにも対応できるとされています。防水面では二重防水の構造を採用し、防水初期保証30年を実現しているとされていますが、実際の劣化状況は方位や施工条件によって変わるため、点検周期や保証条件は保証書で確認してください。

大和ハウス公式のxevo BeWoodテクノロジーページでは、断熱・構造・長期保証の考え方を確認できます。数値や仕様は改定される場合があるため、契約前に最新の公式情報と自宅プランの仕様書を突き合わせておくことをおすすめします。

xevoΣ・GranWoodとの違い

「BeWoodとΣ、GranWoodは何が違うのか」という点は、検討時に最も分かりにくいところです。大きな違いは構造の種類と位置づけにあります。xevoΣは鉄骨造で、2m72cmの高天井と大開口、持続型耐震を重視する商品です。GranWoodは木造の上位ラインで、木の質感や設計自由度を重視した仕様が幅広く選べるとされています。BeWoodは、そのGranWoodの基本性能を土台にしながら、仕様の選択肢を一定の範囲にまとめることで、木造の質感を保ちつつ坪単価を抑えやすくした位置づけと言われています。

商品 構造 特徴の傾向 坪単価の目安
xevoΣ 鉄骨造 高天井2m72cm・大開口・持続型耐震 80万〜110万円程度
xevo GranWood 木造 木造上位・設計自由度が高い 75万〜100万円程度
xevo BeWood 木造 GranWood基準で仕様を合理化・コスパ重視 70万〜85万円程度

この目安はあくまで第三者情報をもとにした参考帯であり、集計時期や条件によって幅があります。実際の金額は延床面積、間取り、採用する仕様、地域、時期によって変わるため、この表を出発点に、同じ条件で見積もりを取って比較することをおすすめします。

木の表現を重視するならGranWood、価格の分かりやすさを重視するならBeWood、天井高・大開口を鉄骨で追求するならxevoΣ、というように、優先したい条件から絞り込む考え方が現実的です。どちらか一方が優れているというより、それぞれ重視する軸が異なる商品と捉えるとよいでしょう。

大和ハウスの構造全般を木造・鉄骨横断で比較したい場合は、大和ハウスの軽量鉄骨と木造の記事で詳しく整理しています。xevoΣ単体の特徴を詳しく知りたい場合は、大和ハウスxevoΣの記事もあわせてご覧ください。

xevo BeWoodの価格と選ぶ判断軸

xevo BeWoodを検討する段階では、坪単価の数字だけでなく、総額の内訳と自宅の敷地条件に合っているかを合わせて見ていく必要があります。狭小地での間取りのつくりやすさや、木造ならではの注意点も踏まえて判断軸を整理します。

ここだけは確認してください。比較する各社へ同じ延床面積、部屋数、天井高、断熱条件を伝え、本体価格だけでなく付帯工事・諸費用を含めた総額で比較してください。

坪単価と総額の目安

坪単価と総額の見積書を確認する手元のイメージ

xevo BeWoodの坪単価は、第三者情報をもとにすると坪70万〜85万円程度とされています。同じ大和ハウスの木造ラインであるGranWoodが75万〜100万円程度、鉄骨のxevoΣが80万〜110万円程度という目安と比べると、やや抑えた水準に位置づけられる傾向があるようです。ただし、これらはいずれも公式が全国共通で公表している価格ではなく、集計時期や条件によって数字が変わる目安として扱ってください。

坪数 本体価格の目安 総額の目安(本体×1.3程度)
25坪 約1,750万〜2,125万円 約2,275万〜2,760万円
30坪 約2,100万〜2,550万円 約2,730万〜3,315万円
35坪 約2,450万〜2,975万円 約3,185万〜3,865万円

上の総額目安は、坪単価に単純に坪数を掛けた本体価格へ、付帯工事費・諸費用としておおむね3割を上乗せした概算です。地盤改良、屋外給排水、太陽光、外構、設計関連費などは個別の条件で変わるため、実際の総額は見積書で確認してください。坪単価は延床面積で割るのか施工面積で割るのかによっても変わるため、比較時にはどちらの数字かをそろえておきましょう。

狭小地で部屋数を確保したい人に向く理由

xevo BeWoodは、限られた敷地面積の中でも部屋数を確保したい人に向いているとされています。木造は鉄骨造と比べて壁の厚みを抑えやすい傾向があり、尺モジュールを基本とすることで、狭小地でも部屋割りの自由度を保ちやすいという考え方があるためです。都市部の狭小地や、延床面積に対して収納・個室数を多く取りたい家族にとって、選択肢の一つになりやすい商品と言えます。

ただし、狭小地では採光・通風・接道条件・北側斜線などの法規制が間取りへ大きく影響します。「部屋数を確保しやすい」という傾向だけで判断せず、実際の敷地条件で設計担当者に配置案を出してもらい、日当たりや動線に無理がないかを確認してください。狭小地特有の駐車スペース、外構、足場費用も総額に影響するため、見積もりに含まれているかを確認しましょう。

高天井・大開口を優先する場合はxevoΣやGranWoodの上位仕様が候補になりますが、部屋数や収納を優先し、坪単価をある程度抑えたい場合はBeWoodが比較対象になりやすいところです。優先順位を家族で整理してから、複数商品の間取り提案を比較するとよいでしょう。

木造ならではの注意点

xevo BeWoodの構造材にはホワイトウッドなど欧州材の集成材が使われているとされていますが、ネット上には「ホワイトウッドは湿気に弱い」という声も見られます。集成材は無垢材と異なり、木材を組み合わせて指定の強度に製品化するため品質のばらつきを抑えやすいとされる一方、樹種そのものの耐久性については情報源によって評価が分かれる部分もあるようです。断定的な結論を出す前に、防湿・防水の仕様、施工後の点検体制、保証内容を担当者に確認することをおすすめします。

xevo BeWoodでは、外張り断熱通気外壁による二重防水や、防湿フィルムによる結露抑制が案内されており、木造住宅全般に指摘されがちな湿気の懸念に対して、外壁・断熱面での対策が図られているとされています。とはいえ、実際の耐久性は施工品質、メンテナンス頻度、建設地の気候条件によっても左右されます。長期保証の点検スケジュールを確認し、定期点検を欠かさないことが大切です。

木材の樹種や産地に強いこだわりがある場合は、国産材を扱う他の工務店・メーカーと比較する選択肢もあります。この記事では大和ハウスの商品比較に絞って整理しているため、樹種そのものの一般的な特性まで深掘りする場合は、専門家や施工実績の情報もあわせて確認してください。

宅建士の判断軸:ネット上のネガティブな情報は「〜という声がある」と受け止め、断定せず、実際の防湿・防水仕様と保証内容を担当者に確認したうえで判断してください。

展示場前に確認したいこと

展示場でxevo BeWoodのモデルハウスを見る前に、確認したい項目を整理しておくと比較がしやすくなります。天井高・開口幅・断熱仕様・外壁グレードのうち、どこまでが標準仕様で、どこからがオプションかを、展示場スタッフに項目ごとに質問してください。展示場の仕様がそのまま自宅の標準に含まれるとは限りません。

見積もりを依頼する際は、延床面積、部屋数、天井高、断熱等級、外壁仕上げ、太陽光の有無など、比較したい条件をあらかじめ書き出し、他社・他商品にも同じ条件で見積もりを依頼すると、坪単価だけでは見えない総額差が分かりやすくなります。GranWoodとの差額を知りたい場合は、同じプランでBeWood版・GranWood版それぞれの見積もりを取ることも有効です。

営業担当が決まる前の段階であれば、他社や紹介ルートとの比較も選択肢に入れやすい時期です。積水ハウスも比較検討先に入っている場合は、担当者が付く前に紹介ルートの条件を確認しておくと、後から選択肢が狭まりにくくなります。

まとめ|xevo BeWoodが向く人

大和ハウスxevo BeWoodは、GranWoodの基本性能を土台にしながら仕様を合理化した木造商品で、木の質感を保ちつつ坪単価の見通しを立てやすくしたい人、狭小地などで部屋数を確保したい人に向いているとされています。尺モジュールを基本とした構造、遮熱外張り断熱通気外壁による断熱等級6標準、邸別構造解析による耐震性能が主な特徴です。

一方、2m72cmの高天井や大開口を重視する人にはxevoΣ、木造でより幅広い仕様の自由度を求める人にはGranWoodが比較対象になります。BeWoodという名称だけで判断せず、GranWood・xevoΣとの差分表と総額見積もりを並べて確認することが、後悔を防ぐ近道です。

宅建士として私なら、坪単価の安さだけでBeWoodを選びません。自宅の敷地条件で部屋数・天井高・断熱性能がどこまで実現できるか、GranWoodとの価格差に見合う仕様差があるか、木造の防湿・防水対策が保証内容とセットで説明されているかの三点を確認してから判断します。xevo BeWoodの位置づけが家族の優先順位と重なるなら、具体的な見積もりへ進む価値があります。

大和ハウス全体の坪単価を商品横断で比較したい場合は大和ハウスの坪単価と総額の記事、評判や後悔しやすい点を確認したい場合は大和ハウスの評判記事もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 大和ハウスのxevo BeWoodとは何ですか?

木造の平屋・2階建て注文住宅です。上位ラインGranWoodの基本性能を受け継ぎながら、仕様を合理化してコストパフォーマンスを追求した商品とされています。

Q. xevo BeWoodの坪単価はいくらですか?

第三者情報では坪70万〜85万円程度とされています。公式の全国共通価格ではないため、付帯工事や諸費用を含めた総額見積もりで確認してください。

Q. xevo BeWoodとxevoΣ・GranWoodの違いは何ですか?

xevoΣは鉄骨造で高天井・大開口が特徴、GranWoodは木造の上位ラインで設計自由度が高く、BeWoodはGranWood基準で仕様を合理化しコストパフォーマンスを重視した商品です。

Q. xevo BeWoodはどんな人に向いていますか?

木の質感を保ちつつ坪単価の見通しを立てやすくしたい人、狭小地などで部屋数を確保したい人に向いているとされています。

Q. ホワイトウッド(欧州材)は湿気に弱いというのは本当ですか?

ネット上ではそのような声も見られますが、断定できる情報ではありません。xevo BeWoodでは外壁・断熱面での防湿対策が案内されているため、詳しくは担当者に仕様と保証内容を確認してください。

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宅建士としての判断では、
木造か鉄骨か、坪単価だけでなく総額条件をそろえて比べることが大切です
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