こんにちは。積水ハウス検討ガイド、運営者のマコトです。
住友林業の木の家に憧れる一方、「自由設計は予算が読みづらい」「規格住宅では希望の間取りに届かないのでは」と迷う方もいるでしょう。住友林業フォレストセレクションは、多数のベースプランから選び、要望に応じて調整するセミオーダー型の商品です。
公式サイトでは1,500を超えるプランが案内され、平屋や2階建て、家事動線、大開口、収納などから探せます。ただし、公式サイトに現行の一律価格は掲載されておらず、Web上の古い発売価格だけで予算を決めるのは注意が必要です。
この記事では、住友林業フォレストセレクションの価格・坪単価・総額実例、間取り変更、標準仕様とオプション、MyForest BFとの違いを整理します。宅建士の視点から、見積書で確認したい項目まで順に解説します。
この記事を読むとわかること
- 住友林業フォレストセレクションの価格・坪単価の考え方
- 30坪・35坪・40坪の総額シミュレーション
- 間取り変更の範囲とMyForest BFとの違い
- 標準仕様とオプションを見積書で確認する方法
先に結論:フォレストセレクションは「完成済みの規格プランをそのまま買う商品」ではなく、豊富なベースプランから選んで希望を加えるセミオーダー住宅です。費用を抑えやすい一方、変更や追加仕様を重ねると総額差が縮まるため、変更後の見積もりで自由設計と比較してください。
住友林業フォレストセレクションの価格と特徴
1,500超の間取りから選ぶセミオーダー
Forest Selection(フォレストセレクション)は、住友林業が「選ぶオーダーメイド」と案内する戸建住宅商品です。ゼロから平面図を作る自由設計とは異なり、住友林業の施工実績から整理されたベースプランを選び、建築地や暮らし方に応じた提案を受ける流れです。2026年公表の統合報告書にも、セミオーダー型のForest Selectionが価格帯別の販売戦略として記載されています。そのため、過去だけの商品ではなく、2026年時点で検討対象になる商品と考えられます。
住友林業の公式LPでは1,500以上のプラン、公式の商品ページでは「1,000を超える間取り」と表現されています。掲載時期やページによって数字が異なりますが、2025年のIR資料でも1,500超とされているため、現在は選択肢が拡充されているとみられます。間取りは予告なく追加・変更・削除される旨も公式に示されているので、候補プランが今も選べるかは担当支店で確認してください。
構法は商品名に「BF」と付くとおり、ビッグフレーム構法を前提とした案内が中心です。大断面の柱を使って耐力壁の量を抑え、大開口や広いLDKを提案しやすい点は、住友林業らしい設計要素です。ただし、建築地域、法規、敷地条件、プランにより採用できる仕様は変わる可能性があります。広告写真と同じ開口や木質仕上げが基本価格に含まれるとは限らないため、構造上できることと、見積もりに含まれる内容を分けて確認しましょう。
フォレストセレクションの利点は、設計の出発点が明確なことです。家族だけで白紙の間取りを考える負担を減らし、収納、家事動線、ワークスペース、2階リビングなど、希望条件から候補を絞れます。一方で、ベースプランを大きく変えるほどセミオーダーの価格メリットが薄れる場合があります。「プラン数が多い=どの形にも低価格で変更できる」とは捉えず、候補を2〜3案に絞って費用差を見るのが現実的です。

坪単価80万〜110万円前後が参考
住友林業フォレストセレクションの坪単価は、第三者の住宅メディアではおおむね80万〜110万円前後、2026年の解説では100万円前後と紹介されています。ただし、住友林業が2026年の標準坪単価として公表した数字ではありません。施工面積か延床面積か、本体価格だけか提案工事を含むかでも結果が変わるため、この幅は初期予算を考える参考値として扱ってください。
検索すると「坪58万円」という数字も見つかります。これは2017年の発売時リリースに記載された、施工面積40.6坪のモデルケースにおける本体価格です。消費税、物価、資材・人件費、仕様が現在と異なるため、2026年の見積もりへそのまま当てはめることはできません。公式の現在価格は、候補プランを選んだ後に設備・仕様と合わせて相談する流れになっています。
坪単価を比較する際は、分子と分母を揃えることが大切です。本体工事費を延床面積で割った数字、施工面積で割った数字、付帯工事や提案工事まで含む数字は別物です。吹き抜け、バルコニー、玄関ポーチなどを含む施工面積を使うと、延床面積で割る場合より坪単価が低く見えることがあります。見積書には「本体工事費÷延床面積」と「建物関連総額÷延床面積」の2種類を併記すると比較しやすくなります。
| 見方 | 計算に含むもの | 注意点 |
|---|---|---|
| 本体坪単価 | 建物本体工事費 | 付帯工事・外構・諸費用が別になりやすい |
| 建物総額坪単価 | 本体・提案工事・付帯工事など | 土地代を含むかを確認する |
| 支払総額 | 建物・外構・諸費用・土地など | 借入費用や家具家電の範囲も揃える |
30坪・35坪・40坪の総額シミュレーション
2026年公開の施主記事には、フォレストセレクションで延床31.8坪、本体・提案工事などを含むとされる金額3,526万円、土地を含むとされる総額5,248万円という実例があります。3,526万円を31.8坪で割ると約111万円です。別の2026年の取材記事では、45坪、総額4,700万円台、坪単価約99万円という一例が紹介されています。どちらも一施主の事例で、地域、契約時期、土地、外構、オプションの範囲が同じではありません。
公開情報をもとに、建物本体の坪単価を85万〜110万円として単純計算すると、30坪で2,550万〜3,300万円、35坪で2,975万〜3,850万円、40坪で3,400万〜4,400万円です。この金額に、屋外給排水、地盤改良、照明・カーテン、空調、追加設備、外構、登記、ローン費用などが加わります。建物関連の完成総額は本体価格の1.15〜1.30倍程度を仮置きする方法もありますが、土地条件と提案工事が多い場合は上振れします。
| 延床面積 | 本体価格の参考計算 | 建物関連総額の仮置き |
|---|---|---|
| 30坪 | 2,550万〜3,300万円 | 約2,930万〜4,290万円 |
| 35坪 | 2,975万〜3,850万円 | 約3,420万〜5,000万円 |
| 40坪 | 3,400万〜4,400万円 | 約3,910万〜5,720万円 |
上表は土地代を含まない概算で、住友林業の公式見積もりではありません。同じ35坪でも、総二階か平屋か、寒冷地仕様か、地盤改良が必要か、無垢床や造作家具をどこまで採用するかで差が出ます。予算表では「契約時の見積もり」と「追加希望を入れた着地予想」を分け、予備費も残してください。契約前に資金計画の上限を共有すると、プラン変更の優先順位を付けやすくなります。

MyForest BFとの違い
MyForest BFは、敷地や要望に合わせて設計を組み立てる自由設計の商品です。フォレストセレクションは、多数の実績プランから出発することで設計工程を整理し、価格を抑えやすくする位置付けとされています。大開口や木質感といった住友林業らしい魅力を求めながら、白紙からの設計にこだわらない方にはフォレストセレクションが合いやすいでしょう。
ただし、両者の境界は「変更できる・できない」の一言では決まりません。公式の4ステップには、要望に合わせた提案と間取り変更への対応が明記されています。実際の施主例でも、ベースプランをもとに和室、寝室、勾配天井などを調整した例があります。反対に、階段位置や構造に関わる壁、建物外形を大きく動かす変更は、費用増や別商品の提案につながる可能性があります。
プレマールは、さらに選択範囲を整理した価格重視の商品として紹介されることがありますが、販売地域や受付状況、選べる仕様が異なる場合があります。Web上の第三者記事だけで商品序列を決めず、建築予定地の支店で取り扱い、構法、標準仕様、変更範囲を確認してください。商品名が同じでも契約時期によって仕様や価格条件が変わることがあります。
| 比較軸 | Forest Selection | MyForest BF |
|---|---|---|
| 設計の出発点 | 既存のベースプランから選ぶ | 敷地・要望から設計する |
| 向く要望 | 動線や形に合う候補が見つかる | 形状や空間を細かく作り込みたい |
| 価格の見方 | 変更後の総額で比較 | 同じ設備条件の総額で比較 |
比較するときは、フォレストセレクションの素のプランとMyForest BFの希望入りプランを比べないことがポイントです。延床面積、床材、キッチン、収納、窓、空調、外構の前提を揃え、同じ要望を入れた見積もりにしてください。差額が小さい場合は自由度を、差額が大きい場合は変更の優先順位を再検討すると判断しやすくなります。
住友林業フォレストセレクションの間取りと選び方
平屋・2階建てを条件で絞り込む
公式の間取りシミュレーションでは、平屋・2階建て、部屋数、面積、ワークスペース、エントランスクロークなどの条件で候補を探せます。公開例には、20帖以上のLDK、2階リビング、吹き抜け、回遊動線、パントリー、日当たりを意識したプランがあります。平屋では、勾配天井と大開口、夫婦別のウォークインクローゼットを備えた例も紹介されています。
選択肢が多いと、外観や帖数だけで決めたくなります。しかし、最初に整理したいのは毎日の移動です。帰宅から手洗い・収納、買い物からパントリー・キッチン、洗濯から物干し・収納、起床から洗面までを線でつなぎます。動線が短いプランでも、通路が家族の居場所を横切ると落ち着かないことがあるため、家具を置いた図面で確認しましょう。
平屋を選ぶ場合は、道路と隣家からの視線、建物中央の採光、寝室への生活音、敷地の余白が検討点です。公式動画では300以上の平屋プランを見られる旨が案内され、2024年に選ばれた平屋プランの調整実例も公開されています。平屋だけの価格傾向は住友林業の平屋坪単価の記事で詳しく整理しています。
2階建てでは、階段位置が暮らし方と変更範囲の両方に影響します。リビング階段は家族が顔を合わせやすい反面、音や冷暖房の検討が必要です。独立階段は来客時のプライバシーを保ちやすい一方、廊下面積が増える場合があります。候補プランを3つ程度保存し、「変更せず住める案」「少し変えたい案」「理想に近いが高くなりそうな案」に分けると相談が進みやすくなります。
間取り変更の範囲と追加費用
公式の家づくり4ステップでは、1,000を超える間取りから選び、価格・設備・仕様を相談した後、要望に応じた提案や間取り変更に対応すると説明されています。そのため「規格住宅だから変更できない」という理解は正確ではありません。とはいえ、どの変更も同じ費用や手続きで対応できるという意味ではありません。
一般に変更しやすい候補は、収納内部、建具、設備のグレード、内装色、造作の追加などです。確認が必要な候補は、窓の大きさと位置、水まわりの移動、壁の撤去、階段位置、建物外形、床面積の増減などです。構造計算、採光、換気、配管、防火、斜線制限に関わると、プランの再検討や費用増が生じる可能性があります。具体的な線引きはプランと支店で異なり得ます。
打ち合わせでは、希望を「生活上必要」「できれば採用」「予算次第」の3段階に分けてください。たとえば、洗面と脱衣を分けることは生活上必要、無垢床の樹種はできれば採用、タイル壁は予算次第という整理です。担当者には、各変更について「差額」「構造・申請への影響」「元のプランへ戻せる期限」を確認します。口頭説明だけでなく、変更後の図面と見積書に反映されたかも照合しましょう。
セミオーダーのメリットを残すには、候補選びの段階で完成形に近いプランを探すことが重要です。外形と階段、水まわりの位置が希望に近ければ、小さな調整で納まりやすくなります。大きな変更が複数必要なら、Forest Selection内の別プランとMyForest BFの両方を提案してもらい、価格だけでなく設計の手戻りや納期も比較してください。

標準仕様とオプションの線引き
住友林業フォレストセレクションの標準仕様は、契約時期、地域、プラン、キャンペーンで変わる可能性があります。公式ページは木質感や洗練された設備を訴求していますが、掲載写真の床材、キッチン、造作収納、天井仕上げ、照明、家具がすべて標準とは限りません。写真から標準・オプションを推測せず、仕様書と見積書で商品名・数量・差額を確認してください。
優先的に確認したいのは、床材の範囲と樹種、キッチンのメーカー・扉・天板・食洗機、浴室と洗面、トイレ、玄関収納、室内建具、窓、外壁、屋根、断熱仕様、換気、空調、照明、カーテンです。無垢床が標準で選べる範囲がLDKだけなのか、廊下や個室も含むのかで金額は変わります。キッチンも本体が標準でも、深型食洗機、カップボード、タッチレス水栓、レンジフードが追加になる場合があります。
住友林業らしい木質感を重視するなら、床だけでなく、天井、壁、建具、造作家具の優先順位を決めます。木を多く使えば満足度が上がるとは限らず、色や樹種が増えすぎると統一感を作りにくくなります。LDKの見せ場を一つ決め、寝室や収納は標準仕様を活用するなど、費用の配分を考える方法があります。
見積書の確認順:本体に含まれる標準仕様、プラン変更差額、提案工事、付帯工事、外構、諸費用の順に色分けします。「サービス」「キャンペーン」は適用期限と代替時の扱いも確認し、合計額だけでなく未計上項目を探してください。
契約前には仕様確認表を作り、標準、差額なし選択、追加費用、未定の4列に分けると見落としを減らせます。標準仕様の説明を受ける日と、追加希望をすべて入れた見積もりを確認する日を分けるのも有効です。設備の価格改定や廃番が起こる場合もあるため、採用品番と見積有効期限を確認しましょう。
向く人・向かない人
フォレストセレクションが向きやすいのは、住友林業の木質感や大開口に魅力を感じ、豊富な実績プランの中に暮らし方と敷地に合う候補を見つけられる方です。間取りを白紙から考えるより、よく検討された案を比較しながら決めたい方にも合います。打ち合わせ時間を抑えつつ、設備や内装には自分の好みを反映したい場合も候補になります。
向きにくいのは、変形地を最大限に生かしたい方、外形・階段・水まわりまで独自に組み立てたい方、細かな造作を多数盛り込みたい方です。希望変更が増えると、追加費用だけでなく設計確認の回数も増えます。最初から自由設計に近い要望があるなら、MyForest BFと並行して見積もりを取り、差額に対して得られる自由度を見てください。
契約前には、候補プランの採光・通風・視線・家具配置を敷地図上で確認します。Webの3Dシミュレーションはイメージづくりに便利ですが、隣家、道路、高低差、電柱、駐車、庭まで入れた配置検討が必要です。宅建士としては、土地の建ぺい率・容積率だけでなく、道路後退、斜線、地区計画、擁壁、上下水道の引込も早い段階で確認することをおすすめします。
- 同じ要望を入れたForest Selectionと自由設計の総額
- 間取り変更ごとの差額と対応期限
- 標準仕様・提案工事・サービス項目の境界
- 地盤改良・外構・空調・照明・カーテンの予算
- 土地条件によるプラン変更と追加工事の可能性
- 紹介制度やキャンペーンの適用条件
住友林業全体で起こりやすい予算や仕様の迷いは、住友林業の後悔ポイントも参考になります。紹介制度を検討する場合は、展示場や資料請求で担当者が決まる前に条件を確認した方がよいケースがあります。制度の対象や割引は契約条件で変わるため、住友林業の紹介割引の記事で注意点を確認してください。
まとめ|変更後の総額で比較する
住友林業フォレストセレクションは、1,500を超えるとされるベースプランから選ぶセミオーダー住宅です。2026年の住友林業の公表資料にも販売戦略として掲載され、平屋・2階建て、収納、家事動線、大開口など多様な候補があります。規格プランをそのまま建てるだけではなく、公式には要望に合わせた提案や間取り変更への対応も案内されています。
坪単価は第三者情報で80万〜110万円前後が参考とされますが、公式の現行固定価格ではありません。2017年の58万円/3.3㎡は発売時のモデル価格なので、現在の予算計算には使わない方が安全です。30坪なら本体2,550万〜3,300万円という単純計算になりますが、付帯工事、提案工事、外構、諸費用を含む総額は上がります。
選び方の要点は、完成形に近いベースプランを探し、変更の優先順位を付けることです。外形、階段、水まわりを大きく変える必要があるなら、別のベースプランやMyForest BFも同条件で比較します。標準仕様は写真ではなく、品番入りの仕様書と見積書で確認し、追加希望を入れた後の金額を資金計画へ反映してください。
候補を2〜3案に絞ったら、敷地への配置、家具入り動線、変更差額、未計上費用を一覧にします。フォレストセレクションの価格メリットと、家族が譲れない暮らしやすさの両方が残る案を選べれば、住友林業の木の家を現実的な予算で検討しやすくなるでしょう。
よくある質問
Q. 住友林業フォレストセレクションの坪単価はいくらですか?
第三者情報では80万〜110万円前後が参考とされています。公式の現行固定価格ではなく、本体・付帯工事の範囲や面積基準で変わるため、同条件の見積もりで確認してください。
Q. フォレストセレクションの間取りは何種類ありますか?
公式LPやIR資料では1,500を超えるプランと案内されています。平屋・2階建て、部屋数、家事動線、収納などで絞り込めますが、プランは追加・変更・削除される場合があります。
Q. フォレストセレクションは間取り変更できますか?
公式には間取り変更への対応が案内されています。ただし、階段、構造壁、外形、水まわりなどは制約や追加費用が生じる可能性があるため、プランごとに確認が必要です。
Q. フォレストセレクションとMyForest BFの違いは?
Forest Selectionはベースプランから選ぶセミオーダー、MyForest BFは敷地と要望から作る自由設計が中心です。同じ設備・希望を入れた変更後の総額で比較しましょう。
Q. 標準仕様とオプションはどこで確認できますか?
契約時期・地域・プランで変わる可能性があるため、品番入りの仕様書と見積書で確認します。広告写真の床材、キッチン、造作、照明が標準とは限りません。
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